2018-03-26

100th Death Anniversary of César Cui

César Antonovich Cui (Цезарь Антонович Кюи, Russia, 1835 - 1918) - 4 Morceaux pour le piano, Op. 22 (À Mr. Théodore Lechetizky); No. 2. Bagatelle italienne. Allegro (B flat major)

今日はロシアの作曲家・批評家・陸軍士官、ツェーザリ・キュイ没後100年の命日です。今回はキュイ作曲「4つのピアノ小品 Op. 22」(テオドル・レシェティツキ Theodor Leschetizky に献呈) より第2曲「イタリア風バガテル」を弾きました。

キュイといえばロシア五人組 (Могучая кучка 力強い集団) の一人としてよく知られていますが、作曲家としてそれほど多作でないにもかかわらず演奏機会に恵まれない作品が多くあるようです。ボリス・アサフィエフは「19世紀初頭以降のロシア音楽 Русская музыка от начала XIX столетия」(1930) でキュイのピアノ小品 (Opp. 14, 20, 22, 39) を高く評価していて、この「イタリア風バガテル」については以下のように批評しています。

キュイのすぐれた室内楽曲は、小品 (ミニアチュール) 様式で書かれている。すなわち次のような曲がある。……作品22番の4つのピアノ曲 (Quatre morceaux) の中ですぐれているのも、小品風の "Bagatelle italienne" (『イタリア的小曲』) である。(アサフィエフ, 樹下節訳「ロシヤの音楽 下」, 208頁)

2018-03-20

200th Death Anniversary of Johann Nikolaus Forkel

Johann Nikolaus Forkel (Germany, 1749 - 1818) - 6 Klaviersonaten [1. Sammlung] dem Herrn Jungschulz von Roebern und Herrn Wichers in Danzig zum freundschaftlichen denkmal gewidmet (1778); Sonata V (F major); II. Andante (D minor)

今日はドイツの作曲家・オルガン奏者・音楽理論家・音楽史家、ヨハン・ニコラウス・フォルケル没後200年の命日です。今回はフォルケル作曲「6つのクラヴィーアソナタ 第1集」よりソナタ第5番ヘ長調の第2楽章ニ短調を弾きました。

コーブルク近郊のメーダーで生まれたヨハン・ニコラウス・フォルケルの幼少期から青年期については詳しく分かっていないようですが、地元のカントルであったヨハン・ハインリヒ・シュルテジウス (d. 1755)、ヨハン・ニコラウス・シュルテジウス父子 (ヨハン・パウル・シュルテジウス Johann Paul Schulthesius の祖父と父) について音楽を学んだと考えられています。ゲッティンゲン大学で法律と音楽を学んで以降はゲッティンゲンで活動しました。著作家としては Allgemeine Geschichte der Musik (一般音楽史, 1788/1801)、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの伝記としては最初のものである Ueber Johann Sebastian Bachs Leben, Kunst und Kunstwerke (ヨハン・ゼバスティアン・バッハの生涯、芸術、作品について, 1802) がよく知られています。

2018-03-08

150th Birth Anniversary of Georges Guiraud

Georges Dominique Jacques Guiraud (France, 1868 - 1928) - Très haulte et très noble dame! Pièce pour le piano. Grave (Mouvement de Sarabande) (F major). (Très respectueusement dédié à Madame la Duchesse d'Uzès, Douairière [Anne de Rochechouart de Mortemart, 1847 - 1933]) (Paris: L'illustration, 1899. Supplément au no. 2936)

今日はフランスの作曲家・オルガン奏者・チェロ奏者、ジョルジュ・ギロー生誕150年の誕生日です。今回はギロー作曲のピアノ小品「まことに高くまことに貴き婦人!」を弾きました。曲名の婦人は被献呈者であるユゼス公爵未亡人、アンヌ・ド・ロシュシュアール・ド・モルトマールのことを指すのでしょう。アンヌは12代ユゼス公爵であった夫エマニュエル・ド・クリュソル・デュゼス (Emmanuel de Crussol d'Uzès) と1878年に死別しています。

トゥールーズのサンセルナン教会 (Basilique Saint-Sernin de Toulouse) でオルガン奏者を務めるオメル・ギロー (Omer Guiraud, 1847 - 1912) の子としてトゥールーズに生まれたジョルジュ・ギローは、トゥールーズ音楽院 (Conservatoire de Toulouse) においてチェロで一等を受賞し、パリ音楽院ではシャルル=マリー・ヴィドール (Charles-Marie Widor)、セザール・フランク (César Franck)、ジュール・マスネ (Jules Massenet) に師事しました。父オメルが1912年に亡くなるとトゥールーズに戻り、トゥールーズ音楽院の和声法教授、サンセルナン教会オルガン奏者を務めました。