2022-01-28

300th Birth Anniversary of Johann Ernst Bach

Johann Ernst Bach II (Germany, 1722 - 1777) - Sonate pour le clavecin (G major); II. Adagio (G major).

今日はドイツの作曲家・鍵盤楽器奏者、ヨハン・エルンスト・バッハ生誕300年の誕生日です。今回はバッハ作曲「ソナタ ト長調」より第2楽章を弾きました。楽譜はオムニバス曲集である Œuvres melées contenant VI. Sonates pour le clavessin. Partie IV (Nürnberg: Jean Ulric Haffner) に収録されています。

バッハ一族のエアフルト家 (Erfurter Linie) に連なる作曲家・鍵盤楽器奏者である彼の父、ヨハン・ベルンハルト・バッハ (Johann Bernhard Bach, 1676 - 1749) は、著名なヨハン・ゼバスティアン・バッハ (Johann Sebastian Bach, 1685 - 1750) の再従兄です。

ヨハン・エルンスト・バッハは1722年1月28日に神聖ローマ帝国ザクセン=アイゼナハ公国の首都アイゼナハで生まれました。1732年から1735年までアイゼナハのラテン語学校で学びました。1736年1月16日にライプツィヒトーマス学校に入学しましたが年内で同校を中退し、1740年頃からライプツィヒ大学で法律を学びました。当時ライプツィヒでは前述のヨハン・ゼバスティアン・バッハがトーマスカントル兼市音楽監督を務めており、ヨハン・エルンスト・バッハは彼に作曲を師事しています。1741年に病気の父ヨハン・ベルンハルト・バッハの職務を代行するために生地アイゼナハに戻りました。アイゼナハでは弁護士としても活動しました。1748年に父の正規助手となり、1749年に父が亡くなると彼が務めていたゲオルク教会 (Georgenkirche) オルガン奏者とザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ公国宮廷チェンバロ奏者を引き継ぎました。1756年には首都ヴァイマル宮廷楽長に任命され、ザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ公エルンスト・アウグスト2世コンスタンティン (Ernst August II. Konstantin von Sachsen-Weimar-Eisenach, 1737 - 1758) の死後に宮廷楽団が解散するまでアイゼナハから定期的に出張しました。ヨハン・ゼバスティアン・バッハの子でありベルリン (1767年以降ハンブルク) を拠点としていたカール・フィーリプ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach, 1714 - 1788) との親交が知られています。1777年9月1日にアイゼナハで亡くなりました。

出典:

  • Wolff, Christoph; Wollny, Peter (2001). “Bach, Johann Ernst”. Grove Music Online. Retrieved 2022-01-27.
  • Wollny, Peter (June 2016). “Bach”. Alphabetisches Verzeichnis der Musiker, Johann Ernst Bach, BIOGRAPHIE. In: MGG Online, edited by Laurenz Lütteken. Bärenreiter, Metzler, RILM, 2016–. Retrieved 2022-01-27.

2022-01-26

100th Death Anniversary of Luigi Denza

Luigi Denza (Italy, 1846 - 1922) / Alessandro Longo (Italy, 1864 - 1945) - Canto della fanciulla nubiana. Andante (A minor).

今日 (または明日) はイタリアの作曲家・歌手、ルイージ・デンツァ没後100年の命日です。今回はデンツァ作曲「ヌビアの少女の歌 イ短調」、アレッサンドロ・ロンゴによるピアノ独奏編曲を弾きました。ロンゴが編纂した「金の図書館、あらゆる時代と地域の巨匠の作品からの700のピアノ小品 Biblioteca d'Oro, 700 pezzi per pianoforte tratti dalle opere di Maestri di ogni tempo e paese 」の第3巻に第87曲として収録されています。

1846年2月24日に両シチリア王国カステッランマーレ・ディ・スタービア (Castellammare di Stabia) で生まれたルイージ・デンツァは、ナポリサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院 (Conservatorio di musica San Pietro a Majella) でサヴェリオ・メルカダンテ (Saverio Mercadante, 1795 - 1870) とパオロ・セッラオ (Paolo Serrao, 1830 - 1907) に作曲を師事しました。また、声楽をカルロ・コスタ (Carlo Costa, 1826 - 1888)、ミケランジェロ・ルッソ (Michelangelo Russo, 1830 - 1891)、アルフォンソ・グエルチャ (Alfonso Guercia, 1831 - 1890) に学びました。1880年に代表曲である「フニクリ・フニクラ」(Funiculì funiculà) を作曲、発表しましたが、この曲はヴェスヴィオ山の山麓と火口を結ぶケーブルカーであるヴェズヴィアナ鋼索線 (Funicolare Vesuviana) のための宣伝歌として書かれたものでした。1887年にロンドンに移住して、王立音楽アカデミーの理事や声楽教授を務め、1922年1月の26日 (Burton et Horner 2001) または27日 (Lamacchia 2008/2016) にロンドンで亡くなりました。

出典:

  • Burton, Nigel; Horner, Keith (2001). “Denza, Luigi”. etrieved 2022-01-25.
  • Lamacchia, Saverio (2008) 2016. “Denza, Luigi”. In: MGG Online, edited by Laurenz Lütteken. Bärenreiter, Metzler, RILM, 2016–. Retrieved 2022-01-25.

2022-01-24

150th Birth Anniversary of Alfred Mello

Alfred Mello (Germany, 1872 - 1934) - Marionetten-Walzer. Allegretto (G major. Stuttgart/Leipzig: Neue Musik-Zeitung, 1902).

今日はラウジッツ出身のドイツの作曲家アルフレート・メロ生誕150年の誕生日です。今回はメロ作曲「マリオネットのワルツ ト長調」を弾きました。

アルフレート・メロは1872年1月24日にドイツ帝国プロイセン王国シュレージエン州ゲルリッツに生まれ、1934年9月22日にドレスデンで亡くなりました。

2022-01-23

150th Birth Anniversary of Martin Frey

Martin Alfred Frey (Germany, 1872 - 1943) - Wanderskizzen für Pianoforte. Instructive Vortragsstücke für die Jugend, Op. 23. Seinem lieben Bruder Paul Frey gewidmet; No. 1. Frisch und fröhlich (F major).

今日はドイツの作曲家・批評家、マルティン・フライ生誕150年の誕生日です。今回はフライ作曲「さすらい人の素描集、子供のための教育的演奏会用小品集 Op. 23」(全6曲) より第1曲 ヘ長調を弾きました。曲集はフライの兄弟であるパウル・フライに献呈されています。楽譜には各曲に以下のような標題が書かれています。

  1. Die Häuser im Rücken, in freier Natur!
    Nun wandre ich singend durch Wiese und Flur!
  2. Hochoben im Walde am Bergeshang
    tönt Hirtenlied und Hörnerklang.
  3. Wie Elfen tanzen den wiegenden Reih'n
    Auf schimmernder Wiese bey Mondenschein.
  4. Tief unten im Berg
    Im Reiche der Zwerge.
  5. Im Wirtshaus erklinget ganz leise
    Der Spieluhr melodische Weise.
  6. Der Brummbaß stöhnt, die Geigen erklingen,
    Die Burschen im Tanze die Mädchen schwingen.

1872年1月23日にドイツ帝国プロイセン王国ザクセン州ハレ・アン・デア・ザーレで生まれたマルティン・フライは、デーリチュ (Delitzsch) のゼミナールを修了したのち、1893年から1899年までライプツィヒマルティン・クラウゼ (Martin Krause, 1853 - 1918) にピアノを、テオドール・ヴィーマイヤー (Johann Theodor Wiehmayer, 1870 - 1947) とザーロモン・ヤーダスゾーン (Salomon Jadassohn, 1831 - 1902)、後にフーゴ・リーマン (Hugo Riemann, 1849 - 1919) に音楽理論を師事しました。1899年以降は生地のハレに戻り、新聞の音楽批評家として活動しました。作品には教育用のピアノ曲、ヴァイオリンとピアノのための室内楽曲、歌曲、合唱曲、オペラ「ギービヒェンシュタインの官吏 Der Amtmann von Giebichenstein 」などがあります。

出典: Einstein, Alfred, ed. (1929).“Frey, Martin”. Hugo Riemanns Musik Lexikon (11th edition). Berlin: Max Hesses Verlag.

2022-01-11

150th Birth Anniversary of Paul Graener

Paul Graener (Germany, 1872 - 1944) - Aus dem Reiche des Pan, Op. 22 (Leipzig: Fr. Kistner, 1906); No. 2. Pan singt von der Sehnsucht.

今日はドイツの作曲家・指揮者・音楽教師、パウル・グレーナー生誕150年の誕生日です。今回はグレーナー作曲「牧神の国より Op. 22」より第2曲「牧神はあこがれを歌う」を弾きました。

パウル・グレーナーは1872年1月11日にドイツ帝国の首都ベルリンで生まれました。ベルリンのファイト音楽院 (Veit'sches Konservatorium) でヴァイオリンとピアノを学び、アルベルト・ベッカー (Albert Becker, 1834 - 1899) に作曲を師事しました。

ブレーマーハーフェン (Bremerhaven)、ケーニヒスベルク (現在のカリーニングラード)、ベルリンで劇場指揮者として活動したのち、1896年にロンドンに移り、ヘイマーケット王立劇場 (Theatre Royal Haymarket) の指揮者や王立音楽アカデミーの教師を務めました。1908年以降はオーストリアやドイツを拠点とし、新ヴィーン音楽院 (Neues Wiener Konservatorium) の教師 (1908年から)、ザルツブルクモーツァルテウム音楽学校 (Öffentliche Musikschule Mozarteum) 校長 (1911年から1914年まで)、ライプツィヒ王立音楽院 (Königliches Konservatorium der Musik zu Leipzig) の作曲の教授 (1920年から1924年まで、マックス・レーガー Max Reger の後任)、ベルリンのシュテルン音楽院 (Stern'sches Konservatorium) 院長 (1930年から1933年まで) を歴任しました。1934年4月にはプロイセン芸術アカデミー (Preußische Akademie der Künste) の作曲マスタークラスの監督を務めています。1933年に国民社会主義ドイツ労働者党 (ナチス) 党員となり、同年に帝国音楽院 (Reichsmusikkammer) 副総裁、1935年に同機関の作曲部門長 (リヒャルト・シュトラウス Richard Strauss の後任) に就任しました。1941年に帝国音楽院副総裁を辞任しましたが、この頃には健康状態の悪化 (肺気腫を伴う慢性気管支炎) が進み、辞任の一因と考えられています。ベルリン空襲により自宅を失い、ミュンヒェン、ザルツブルク、メス、ヴィーンなどに移ったのちに、1944年11月13日にザルツブルクの病院で亡くなりました。

教え子に以下の人物がいます。

出典:

  • Focht, Josef, ed. (2012-04-10). “Graener, Paul Hermann Franz”. Bayerisches Musiker-Lexikon Online. Retrieved 2022-01-08.
  • Grove Music Online. Retrieved 2022-01-08.
  • MGG Online. Edited by Laurenz Lütteken. Bärenreiter, Metzler, RILM, 2016–. Retrieved 2022-01-08.
  • Boisits, Barbara (2003). “Graener, Paul”. Oesterreichisches Musiklexikon online. Retrieved 2022-01-08.
  • Kaden, Werner (2009). “Hans Wolfgang Sachse”. Sächsische Biografie. Institut für Sächsische Geschichte und Volkskunde. Retrieved 2022-01-08.
  • Palionytė, Dana. “Stasys Šimkus”. Visuotinė lietuvių enciklopedija. Retrieved 2022-01-08.
  • 「山本 直忠」『日本の作曲家 : 近現代音楽人名事典』細川周平, 片山杜秀 監修. 日外アソシエーツ. 2008. pages 717-718.