2024-04-26

100th Death Anniversary of Josef Labor

Josef Labor (Czech/Austria, 1842 - 1924) - 3 Interludes pour orgue ou harmonium; No. 3. Allegro ma non troppo (G minor).

今日はチェコ出身のオーストリアの作曲家・ピアノ奏者・オルガン奏者・音楽教師、ヨーゼフ・ラーボア (ヨゼフ・ラボル) 没後100年の命日です。今回はラーボア作曲「オルガンまたはハルモニウムのための3つの間奏曲」より第3番 ト短調を弾きました。曲集の楽譜は「オルガンの同時代の大家、オルガンまたはハルモニウムのための未発表小品集 Maîtres contemporains de l’orgue. Pièces inédites pour orgue ou harmonium 」第5巻 (Paris: Maurice Senart & Cie., 1914) の136-138頁に収録されています。

ヨーゼフ・ラーボアは1842年6月29日にオーストリア帝国ボヘミア王国のホルショヴィツ (Horschowitz. ホジョヴィツェ Hořovice) で生まれました。幼少期に感染症のために失明。1848年に家族とともにヴィーンに移住。1858年まで帝立王立ヴィーン盲人教育研究所 (k. k. Blindenerziehungsinstitut in Wien) でマティアス・シュレヒター (Matthias Schlechter) にピアノを師事。1857年からヴィーン楽友協会音楽院エドゥアルト・ピルクヘルト (Eduard Pirkhert, 1817 - 1881) にピアノを、ジーモン・ゼヒター (Simon Sechter, 1788 - 1867) に音楽理論を師事。1863年にピアノ奏者としてデビュー。1864年から演奏旅行でプラハ、ドレスデン、ライプツィヒ、ハノーファー、ロンドン、パリ、ロシアを巡りました。1865年に盲目のハノーファー王ゲオルク5世 (Georg V., König von Hannover, 1819 - 1878) に仕える室内楽奏者となり、王女たちの教師となりました。1866年の普墺戦争でオーストリア帝国とそれに付いたハノーファー王国プロイセン王国に敗れると、側近としてゲオルク5世とともにオーストリアに亡命。1870年に「2台のピアノのための自作の主題による幻想曲 Fantasie über ein Original-Thema, Op. 1」(Wien: J. P. Gotthard, 1870) を出版。グムンデンヨハン・エヴァンゲリスト・ハーベルト (Johann Evangelist Habert, 1833 - 1896) にオルガンを師事し、1874年にオルガン奏者としてデビュー。ヴィーンとグムンデンを拠点に、作曲家・音楽教師として活動しました。1924年4月26日にヴィーンで亡くなりました。

教え子に以下の人物がいます。

出典:

  • Blom, Eric ; Miller, Malcolm (2001). “Labor, Josef”. Grove Music Online. Retrieved 2024-04-25.
  • MGG Online. Retrieved 2024-04-25.