2021-09-26

150th Death Anniversary of Cipriani Potter

Philip Cipriani Hambly Potter (England, 1792 - 1871) - 3 Valses pour le piano-forte dans le genre allemand; Walzer No. 3 (D minor).

今日はイングランドの作曲家・ピアノ奏者・音楽教育者、チプリアーニ・ポッター没後150年です。今回はポッター作曲「3つのドイツ様式のワルツ」より第3番 ニ短調を弾きました。

チプリアーニ・ポッターはロンドンで音楽家一族のポッター家に生まれました。父はフルート奏者・ヴィオラ奏者のリチャード・ハドルソン・ポッター (Richard Huddleston Potter, 1755 - 1821)、母はファゴット奏者ザームエル・クリスティアン・バウムガルテン (Samuel Christian Baumgarten, ca. 1729 - 1798) の第4子シャーロット (Charlotte) です。父に音楽の手ほどきを受けたのち、トマス・アトウッド (Thomas Attwood, 1765 - 1838) に対位法を学び、1805年5月から5年間、ヨーゼフ・ヴェルフル (Joseph Woelfl, 1773 - 1812) に師事しました。1816年に作曲家・ピアノ奏者として活動を開始しましたが、1817年末に英国を離れてオーストリア帝国の首都ヴィーンに向かいました。ヴィーンではルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (Ludwig van Beethoven, 1770 - 1827) を何度か訪問して自作の楽譜への助言を受け、彼の勧めでエマヌエル・アロイス・フェルスター (Emanuel Aloys Förster, 1748 - 1823) に対位法を師事しました。8ヶ月のヴィーン滞在ののち、オーストリア、ドイツ、イタリアを巡り、1819年春に英国に帰国しました。1822年に王立音楽アカデミー (Royal Academy of Music) が設立されると同校のピアノ教師となり、1827年に管弦楽実習監督に、1832年から1859年まで校長に就任しました。

教え子に以下の人物がいます。

出典: Grove Music Online. Retrieved 2021-09-26.