2024-09-11

100th Death Anniversary of Mieczysław Surzyński

Mieczysław Surzyński (Gemany/Poland, 1866 - 1924) - Improvisation pour orgue ou harmonium, Op. 46a. Andante con moto (D flat major).

今日はプロイセン王国ポーゼン州出身のポーランドの作曲家・オルガン奏者・音楽教師、ミェチスワフ・スジニスキ没後100年の命日です。今回はスジニスキ作曲「即興曲 変ニ長調 Op. 46a」を弾きました。楽譜は「オルガンの同時代の大家、オルガンまたはハルモニウムのための未発表小品集 Maîtres contemporains de l’orgue. Pièces inédites pour orgue ou harmonium 」第3巻 (Paris: Maurice Senart & Cie., 1912) の183-184頁に収録されています。

ミェチスワフ・スジニスキは1866年12月20日にプロイセン王国ポーゼン州シュロダ (ポーランド語: Środa, ドイツ語: Schroda) で、オルガン奏者・指揮者・音楽教師であるフランチシェク・スジニスキ (Franciszek Surzyński, 1826 - 1878) の子として生まれました。 誕生日の12月20日というのはシュロダの洗礼簿によるもので、スジニスキ本人は自身の誕生日を12月22日と認識していたようです (Winowicz 2006/2016)。1885年から1887年まベルリンでオットー・ディーネル (Otto Dienel, 1839 - 1905)、ルートヴィヒ・ブスラー (Ludwig Bussler, 1838 - 1900)、ローベルト・ラーデケ (Robert Radecke, 1830 - 1911) に師事して音楽理論と作曲法とオルガンを学びました。1887年から1890年までライプツィヒ音楽院パウル・ホーマイヤー (Paul Homeyer, 1853 - 1908)、ザーロモン・ヤーダスゾーン (Salomon Jadassohn, 1831 - 1902) に、1891年にレーゲンスブルクの教会音楽学校でミヒャエル・ハラー (Michael Haller, 1840 - 1915)、フランツ・クサーヴァー・ハーベルル (Franz Xaver Haberl, 1840 - 1910) に師事しました。

ポズナニ、リエパーヤ (1831)、サンクトペテルブルク (1893-ca.1903)、サラトフ、キーウ (1903/1904) でオルガン奏者・音楽教師として活動し、各地で聖歌隊を組織しました。1904年からワルシャワに移って合唱指揮者となり、1905年から1915年までワルシャワ音楽院のオルガンクラスの教授、1909年から対位法クラスの教授となりました。また、1909年から聖ヤン大聖堂オルガン奏者も務めました。1924年9月11日にワルシャワで亡くなりました。

作品に合唱曲、ミサ曲、ピアノ小品、オルガンのための練習曲や小品があります。

兄に神学者・作曲家のユゼフ・スジニスキ (Józef Surzyński, 1851 - 1919)、オルガン奏者・指揮者・作曲家のステファン・スジニスキ (Stefan Surzyński, 1855 - 1919)、オルガン奏者のピョトル・スジニスキ (Piotr Surzyński, 1859 - 1935) がいます。

教え子に以下の人物がいます。

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