2020-12-29

250th Birth Anniversary of Lev Gurilyov

Lev Stepanovich Gurilyov (L. Gourileff ; Лев Степанович Гурилёв, Russia, 1770 - 1844) - 24 préludes et 1 fugue pour le pianoforte (1810), composées et dédiées à son Excellence Monsieur le Comte Vladimir Grigoriwitsch Orloff; Fuga a quattro voci. Allegro vivace (D major)

ロシアの作曲家・指揮者のレフ・グリリョーフ生誕250年ということで、グリリョーフ作曲「24の前奏曲と1つのフーガ」より「4声のフーガ ニ長調」を弾きました。1810年に出版されたこの曲集は五度圏の配列による12の長調の前奏曲、12の短調の前奏曲、フーガからなり、農奴としてのグリリョーフの主人であるヴラディーミル・オルローフ伯爵 (Vladimir Grigoryevich Orlov, 1743 - 1831) に献呈されました。

モスクワ県セルプホフ郡セミョーノフスコエ (Семёновское) にあったオルローフ邸オトラーダ (Отрада-Семёновское) の農園で農奴として育ったレフ・グリリョーフは、ロシア帝国宮廷礼拝堂楽長のジュゼッペ・サルティ (Giuseppe Sarti, 1729 - 1802) の指導を受け、農奴オーケストラの指揮者となりました。作品には変奏曲、ソナタ、舞曲などのピアノ独奏曲、カンタータなどの宗教曲があります。子のアレクサンドル・グリリョーフ (Aleksandr Gurilyov, 1803 - 1858) はレフに音楽の手ほどきを受け、歌曲で知られる作曲家となりました。1831年に主人のオルローフが亡くなると、父子ともに農奴の身分から解放されました。

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