2012-01-03

My Videos: Classical Period - 投稿動画: 古典派

Johannes Brahms / Ludwig Stark - Variations on a Theme by Haydn, Op. 56; Theme: St. Anthony Chorale
Georg Christoph Wagenseil - Ricercata f-moll

大バッハに続き2つ目の投稿動画記事、今回は古典派です。ヴァーゲンザイル作曲のリチェルカーレと「聖アントニウスのコラール」として知られるブラームス作曲のハイドン変奏曲の主題、いずれも電子ピアノでの演奏です。

Georg Christoph Wagenseil - Ricercata f-moll

オーストリアの作曲家ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル (Georg Christoph Wagenseil, 1715 - 1777) のリチェルカータ ヘ短調。ヴァーゲンザイルは対位法の大家である宮廷作曲家ヨハン・ヨーゼフ・フックス (Johann Joseph Fux, 1660 - 1741) の弟子であり、自らも宮廷作曲家となりました。古典派初期の作曲家にもかかわらず、この曲では穏やかな曲調の中で大胆な半音階的転調が登場します。ベートーヴェンの月光ソナタ第一楽章を先取りしたような曲です。

Johannes Brahms / Ludwig Stark - St. Anthony Chorale, a theme from Haydn Variations, Op. 56 (arranged for Piano solo)


ヨハネス・ブラームス (1833 - 1897) が1873年に作曲した「ハイドンの主題による変奏曲作品56」。作曲者自身は2台ピアノ版 (作品56b)、管弦楽版 (作品56a) の2つの版を残しています。その主題はヨーゼフ・ハイドン作曲のディヴェルティメントHob.II.46の第2楽章「聖アントニウスのコラール」から採られています。近年の研究ではこのディヴェルティメントがハイドンの真作ではないという説があるということです。この主題のコラールをルートヴィヒ・シュタルク (Ludwig Stark, 1831 - 1884) によるピアノ独奏用編曲で演奏しました。

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