2025-12-31

100th Death Anniversary of Oscar Van Durme

Oscar Van Durme (Belgium, 1867 - 1925) - 3 Esquisses funèbres pour orgue ou harmonium. À la R. S. Aglaé des Soeurs de Charité; No. 2. Lamento. Allegro moderato (G minor).

今年の9月9日はベルギーの作曲家・オルガン奏者・音楽教師、オスカル・ヴァン・デュルメ没後100年の命日でした。今回はヴァン・デュルメ作曲「オルガンまたはハルモニウムのための3つの葬儀の素描」より第2曲「ラメント (哀歌)」を弾きました。楽譜は「オルガンの同時代の大家、オルガンまたはハルモニウムのための未発表小品集 Maîtres contemporains de l’orgue. Pièces inédites pour orgue ou harmonium 」第6巻 (Paris: Maurice Senart & Cie., 1914) の145-150頁に収録されています。

オスカル・ヴァン・デュルメは1867年6月6日にベルギー王国フランデレン地域オースト=フランデレン州エクサールデ (Eksaarde) で、オルガン奏者・指揮者のフェルデイナント・ヴァン・デュルメ (Ferdinand Van Durme, 1835 - 1900) の子として生まれました。1884年にオースト=フランデレン州シントニクラース (Sint-Niklaas) の聖公会師範学校 (Bisschoppelijke Normaalschool) を卒業後、ブラバント州ルーヴェン (Leuven) のレメンス音楽院 (Lemmensinstituut) で父の教え子だったエドハル・ティネル (Edgar Tinel, 1854 - 1912) に師事したほか、ペーテル・ブノワ (Peter Benoit, 1834 - 1901)、ローデウェイク・モルテルマンス (Lodewijk Mortelmans, 1868 - 1952) に作曲法・ピアノ・オルガンを学びました。ナミュール州ボーレン (Beauraing) で音楽学校を設立。オースト=フランデレン州テムセ (Temse) では聖母教会 (Onze-Lieve-Vrouwekerk) オルガン奏者や音楽教師を務めました。1925年9月9日にシントニクラースで亡くなりました。

ヴァン・デュルメ家は音楽家の一族であり、オスカルの弟のプリュデント・ヴァン・デュルメ (Prudent Van Durme, 1878 - 1933)、甥のイェフ・ヴァン・デュルメ (Jef Van Durme, 1907 - 1965) など、一族から多くの音楽家を輩出しました。

出典:

  • Componisten en uitvoerders. Studiecentrum Vlaamse Muziek. Retrieved 2025-09-09.
  • Joubert, Joseph (1914). “Oscar Van DURME”. Notices biographiques et bibliographiques. Maîtres contemporains de l'orgue, pièces inédites pour orgue ou harmonium. page 4.

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