Henri Schmitt (France, b. 1873) - Communion en sol majeur pour orgue ou harmonium. Délicatement. À Monsieur Théodore Dubois.
今日はフランスの作曲家・オルガン奏者・音楽批評家、アンリ・シュミット生誕150年の誕生日です。今回はシュミット作曲、オルガンまたはハルモニウムのための「聖体拝領 ト長調」を弾きました。楽譜は「オルガンの同時代の大家、オルガンまたはハルモニウムのための未発表小品集 Maîtres contemporains de l’orgue. Pièces inédites pour orgue ou harmonium 」第4巻 (Paris: Senart, Roudanez & Cie., 1914) の236-237頁に収録されており、テオドール・デュボワ (Théodore Dubois, 1837 - 1924) に献呈されています。著名な作曲家フローラン・シュミット (Florent Schmitt, 1870 - 1958) はアンリ・シュミットの兄です。
アンリ・シュミットは1873年8月28日にフランス共和国ムルト=エ=モゼル県のブラモン (Blâmont) で生まれました。兄のフローラン・シュミットと、シャロン=シュル=マルヌ (現在のシャロン=アン=シャンパーニュ) のサンテティエンヌ大聖堂 (Cathédrale Saint-Étienne de Châlons) オルガン奏者であるルイ・ジーベルト (Louis Siébert) から指導を受けました。14歳でポンタ=ムソン (Pont-à-Mousson) の小神学校 (petit séminaire) のオルガン奏者となり、18歳で首都パリに赴いてドミニコ会のオルガン奏者に、次いでシャラントン=ル=ポンのサン=ピエール教会 (Église Saint-Pierre de Charenton-le-Pont) のオルガン奏者を務めました。また、日刊新聞「ラ・パトリ La Patrie 」で演奏会の批評家としても活動しました。
出典: Joubert, Joseph (1914). “Henri SCHMITT”. Notices biographiques et bibliographiques. Maîtres contemporains de l’orgue, pièces inédites pour orgue ou harmonium, Volume 4. Paris: Senart, Roudanez & Cie. page 7.