2023-01-27

150th Birth Anniversary of François Rasse

François Adolphe Jean Jules Rasse (Belgium, 1873 - 1955) - À l'Espérance pour orgue ou harmonium. Cantabile (D major).

今日はフランデレン出身のベルギーの作曲家・ヴァイオリン奏者・指揮者・音楽教師、フランソワ・ラッセ生誕150年です。 今回はラッセ作曲「希望に ニ長調」を弾きました。楽譜は「オルガンの同時代の大家、オルガンまたはハルモニウムのための未発表小品集 Maîtres contemporains de l’orgue. Pièces inédites pour orgue ou harmonium 」第6巻 (Paris: Senart, Roudanez & Cie., 1914) の81-82頁に収録されています。

フランソワ・ラッセは1873年1月27日にベルギー王国ウェスト=フランデレン州ヘルケイン (仏: Helchin / 蘭: Helkijn) で生まれました。1893年にブリュッセル王立音楽院に入学し、ウジェーヌ・イザイ (Eugène Ysaÿe, 1858 - 1931) のクラスでヴァイオリンを学び、自作の演奏会用小品 (Concertstück) を演奏してヴァイオリンの一等賞を取得し、ヒュスターフ・ヒューベルティ (Gustave Huberti, 1843 - 1910) に対位法を師事しました。1899年にカンタータ「婚礼の鐘 Les cloches nuptiales 」でベルギーのローマ賞 (Prix de Rome belge) の第一等を受賞しました。

イタリアのローマに留学したのち、室内楽の演奏家、指揮者として活動を開始。1902年にブリュッセル王立モネ劇場の指揮者に就任し、その後トゥールーズキャピトル国立管弦楽団の首席指揮者、アムステルダムの北ネーデルラント劇場 (Noord Nederlandsch) の首席指揮者を歴任しました。教育者としては、ブリュッセル王立音楽院の和声法の教授 (1920年就任)、リエージュ王立音楽院院長 (1925-1938)、シント=ヨースト=テン=ノーデ・スハールベーク音楽学校 (École de musique de Saint-Josse-Ten-Noode et Schaerbeek) 校長などを務めました。1933年にベルギー王立アカデミー (Académie royale des sciences, des lettres et des beaux-arts de Belgique) 会員に選出。レオポルド1世勲章シュヴァリエ (Chevalier de l'ordre de Léopold 1er) 受章。1955年1月4日にブリュッセル首都圏地域のイクセル (仏: Ixelles / 蘭: Elsene) で亡くなりました。

教え子に以下の人物がいます。

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