Ernest Moret (Alsace/France, 1871 - 1949) - 10 Mazurkas pour piano; No. 1. Rêveusement sans lenteur (G major). à Madame Schlumberger-Gaudiot.
今日はエルザス (アルザス) 出身のフランスの作曲家・ヴァイオリン奏者、エルネスト・モレ生誕150年の誕生日です。今回はモレ作曲「ピアノのための10のマズルカ」より第1番 ト長調を弾きました。
1871年5月19日にドイツ帝国エルザス=ロートリンゲンのヴァイトブルッフ (Weitbruch) で生まれたエルネスト・モレは、パリ音楽院で学び、1885年にヴァイオリンで一等賞を取得しました。生まれた国はドイツ帝国ということになりますが、普仏戦争 (1870-1871) 以前のエルザスはフランス帝国領でした。1871年5月10日に締結されたフランクフルト講和条約によって、エルザス=ロートリンゲン (アルザス=ロレーヌ) はフランス共和国からドイツに割譲されています。
父は音楽家のヴィクトル・モレ (Victor Moret) のようです。ヴィクトル・モレ編曲の「ハイドンのオーストリア讃歌 Hymne Autrichien d'Haydn, Op. 71 」(Mainz: Schott, 1882) の献辞に「我が息子エルネストに (à mon fils Ernest)」とあります。
出典: Pierre, Constant (1900). “Moret (Victor-Ernest)”. Le Conservatoire national de musique et de declamation : documents historiques et administratifs. 2. Paris: Imprimerie nationale. page 817.
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