2020-10-05

200th Birth Anniversary of Anton Rée

Anton Hartvig Rée (Denmark, 1820 - 1886) - Sonatine, Op. 9; II. Allemande. Moderato (F major)

今日はデンマークの作曲家・ピアノ奏者、アントン・レー生誕200年の誕生日です。今回はレー作曲「ピアノのためのソナチネ Op. 9」より第2楽章「アルマンド ヘ長調」を弾きました。このソナチネは「セレナーデ」、「アルマンド」、「エチュードの形式によるフィナーレ」からなる3楽章構成です。

オーフス (Aarhus) に生まれたアントン・ハートヴィ・レーは、 1835年から自由ハンザ都市ハンブルクヤーコプ・シュミット (Jacob Schmitt, 1803 - 1853) とカール・アウグスト・クレプス (Karl August Krebs, 1804 - 1880) に、1839年からオーストリア帝国のヴィーンでアントン・ハルム (Anton Halm, 1789 - 1872) に師事したのち、1841年にフランスのパリに移りピアノ奏者として演奏会を催しました。パリではフレデリク・ショパン (Frédéric Chopin, 1810 - 1849) のレッスンを受けています。1842年にコペンハーゲンに移り、教師・著述家として活動しました。1866年に王立デンマーク音楽院 (Det kongelige danske musikkonservatorium) が設立されると、同音楽院で教師を務めます。教え子にアウゴスト・ヴィンディング (August Winding, 1835 - 1899) とエドムント・ノイペルト (Edmund Neupert, 1842-1888) がいます。作曲家としてはピアノ曲と歌曲を残しています。

出典:

  • Baker, Theodore; Remy, Alfred, eds. (1919). “Claussen, Wilhelm”. Baker's Biographical Dictionary of Musicians (3rd edition). New York: G. Schirmer. page 746.
  • Levysohn, Salomon Frederik (1924). “Rée, Anton”. In Blangstrup, Christian (ed.). Salmonsens konversationsleksikon 19 (2nd edition). København: J. H. Schultz Forlagsboghandel. page 1001.

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