Carl Mikuli (Austrian Poland, 1819 - 1897) - 48 Airs nationaux roumains. Ballades, chants des bergers, airs de danse etc.; Cahier 2 (à Madame la Baronne Angelique de Muslazza). No. 7. Bujorŭ [Bujor]. Moderato (B minor)
今日はブコヴィナ出身のオーストリアの作曲家・ピアノ奏者、カール・ミクリ生誕200年の誕生日です。今回はミクリにより収集・編曲された「48のルーマニア民謡」より第2巻第7曲「シャクヤク ロ短調」を弾きました。
オーストリア帝国ブコヴィナ公爵領のチェルノヴィツ (現ウクライナのチェルニウツィー) に生まれたカール・ミクリは、1839年にヴィーンで医学を学んでいましたが、1844年から1847年までパリでフレデリック・ショパン (Frédéric Chopin, 1810 - 1849) にピアノを、アントニーン・レイハ (Anton Reicha, 1770 - 1836) に作曲を師事しました。1848年革命を契機にオーストリアに戻り、ポーランドとルーマニアの民謡を収集したほか、ピアノ奏者としてフランス、イタリア、ロシア、ルーマニア、ガリツィアを演奏旅行しました。1858年から1888年までレンベルク (現ウクライナのリヴィウ) でガリツィア音楽協会 (Gesellschaft zur Beförderung der Musik in Galizien) 芸術監督と音楽院 (Konservatorium) 院長を務めたのち、同地で自身の音楽学校を創設しました。1879年には17巻からなる「フレデリック・ショパンのピアノ作品 Fr. Chopin's Pianoforte-Werke 」(Leipzig: Fr. Kistner) の校訂譜を出版しています。
教え子にはアレクサンデル・ミハウォフスキ (Aleksander Michałowski, 1851 - 1938), チプリアン・ポルムベスク (Ciprian Porumbescu, 1853 - 1883), モーリツ・ローゼンタール (Moriz Rosenthal, 1862 - 1946), パウル・チュントゥ (Paul Ciuntu, 1866 - 1918), ラウル・コチャルスキ (Raoul Koczalski, 1884 - 1948) などがいます。
出典
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