2019-11-20

150th Birth Anniversary of Arthur Hinton

Arthur Hinton (England, 1869 - 1941) - A Summer Pilgrimage (in the White Mountains). 6 Pieces for Pianoforte (New York: J. Fischer & Bro., 1916); No. 4. Rêverie. “At Sunset Hill”. Andante (G major. To Miss Grace Denio Litchfield)

今日はイングランドの作曲家・ヴァイオリン奏者・指揮者、アーサー・ヒントン生誕150年の誕生日です。今回はヒントン作曲「夏の巡礼 (ホワイト山地にて)、ピアノのための6つの小品」より第4曲 ト長調「夢想、日の入りの丘で」を弾きました。各曲の題は以下の通りで、第1曲の題にある「アモヌースク」(Ammonoosuc River) から、米国ニューハンプシャー州ホワイト山地を舞台とする作品だと分かります。

  1. ロマンス、アモヌースク川のほとりで Romance “By the Ammonoosuc”
  2. 牧歌、丘に囲まれたところで (ウィッティア) Idyll “Among the Hills” (Whittier)
  3. スケルツォ、蛍 Scherzo “Fireflies”
  4. 夢想、日の入りの丘で Rêverie “At Sunset Hill”
  5. カントリー・ダンス、皮むき寄り合いで Country Dance “At the Husking”
  6. 夏の終わり The Passing of Summer

ベックナム (ケント州、現在はグレーター・ロンドンブロムリー区) に生まれたアーサー・ヒントンは、3年在学したロンドンの王立音楽アカデミーでプロスパー・セイントン (Prosper Sainton, 1813 - 1890) とエミール・ソーレ (Émile Sauret, 1852 - 1920) にヴァイオリンを、フランシス・ウィリアム・ダヴェンポート (Francis William Davenport, 1847 - 1925) に作曲を師事し、それから王立音楽アカデミーでヴァイオリンの助教を3年間務めました。さらにミュンヘンヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー (Josef Gabriel Rheinberger, 1839 - 1901) に作曲を師事し、ヴィーン、ローマ、アルバーノを経て1896年にロンドンに戻りました。1903年にイングランドのピアノ奏者キャサリン・グッドソン (Katharine Goodson, 1872 - 1958) と結婚しています。

出典: Baker's Biographical Dictionary of Musicians. 3rd edition, 1919. page 403

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