Arthur Hinton (England, 1869 - 1941) - A Summer Pilgrimage (in the White Mountains). 6 Pieces for Pianoforte (New York: J. Fischer & Bro., 1916); No. 4. Rêverie. “At Sunset Hill”. Andante (G major. To Miss Grace Denio Litchfield)
今日はイングランドの作曲家・ヴァイオリン奏者・指揮者、アーサー・ヒントン生誕150年の誕生日です。今回はヒントン作曲「夏の巡礼 (ホワイト山地にて)、ピアノのための6つの小品」より第4曲 ト長調「夢想、日の入りの丘で」を弾きました。各曲の題は以下の通りで、第1曲の題にある「アモヌースク」(Ammonoosuc River) から、米国ニューハンプシャー州のホワイト山地を舞台とする作品だと分かります。
- ロマンス、アモヌースク川のほとりで Romance “By the Ammonoosuc”
- 牧歌、丘に囲まれたところで (ウィッティア) Idyll “Among the Hills” (Whittier)
- スケルツォ、蛍 Scherzo “Fireflies”
- 夢想、日の入りの丘で Rêverie “At Sunset Hill”
- カントリー・ダンス、皮むき寄り合いで Country Dance “At the Husking”
- 夏の終わり The Passing of Summer
ベックナム (ケント州、現在はグレーター・ロンドンのブロムリー区) に生まれたアーサー・ヒントンは、3年在学したロンドンの王立音楽アカデミーでプロスパー・セイントン (Prosper Sainton, 1813 - 1890) とエミール・ソーレ (Émile Sauret, 1852 - 1920) にヴァイオリンを、フランシス・ウィリアム・ダヴェンポート (Francis William Davenport, 1847 - 1925) に作曲を師事し、それから王立音楽アカデミーでヴァイオリンの助教を3年間務めました。さらにミュンヘンでヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー (Josef Gabriel Rheinberger, 1839 - 1901) に作曲を師事し、ヴィーン、ローマ、アルバーノを経て1896年にロンドンに戻りました。1903年にイングランドのピアノ奏者キャサリン・グッドソン (Katharine Goodson, 1872 - 1958) と結婚しています。
出典: Baker's Biographical Dictionary of Musicians. 3rd edition, 1919. page 403
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