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2022-05-27

200th Birth Anniversary of Joachim Raff

Johann Sebastian Bach (Germany, 1685 - 1750) / Joseph Joachim Raff (Switzerland/Germany, 1822 - 1882) - Cello Suite No. 3 in C major, BWV 1009; V & VI. Bourrées I (C major) & II (C minor).
6 Sonaten für Violoncell componirt von Johann Sebastian Bach für Pianoforte bearbeitet von Joachim Raff [WoO 30] (Leipzig & Winterthur: J. Rieter-Biedermann, 1870/1871); No. 3. Sonate in C-Dur; Loure I. Poco Allegro (C-Dur) & Loure II (c-Moll).

Johann Sebastian Bach / Joachim Raff - Orchestral Suite No. 3 in D major, BWV 1068 [WoO 40]; II. Air (D major).

Johann Sebastian Bach / Joachim Raff - Violin Sonata No. 2 in A minor, BWV 1003; III. Andante (C major) [WoO 23 No. 17].

Joachim Raff - 30 Fortschreitende Etüden, WoO 36; No. 18. Fuga II [G-A-D-E] (C major).

今日はスイス出身のドイツの作曲家・批評家・音楽教育者、ヨアヒム・ラフ生誕200年の誕生日です。今回はヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲「無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV 1009 」の、ラフによるピアノ独奏編曲より「2つのブーレ」を弾きました。以前に演奏したラフの作品も併せて紹介します。

ヨアヒム・ラフは、ヴュルテンベルク王国出身の教師・オルガン奏者のフランツ・ヨーゼフ・ラフ (Franz Josef Raff) と、州大統領の娘であるカタリーナ (Katharina Raff geb. Schmid) の子として、1822年5月27日にスイス連邦シュヴィーツ州のラッヘン (Lachen) で生まれました。弟にヨーゼフ・カスパー・ラフ (Joseph Kaspar Raff, 1831 - 1893) がいます。父からヴァイオリン、オルガン、声楽の手ほどきを受け、ロテンブルク・アム・ネカー (ヴュルテンベルク王国) やシュヴィーツで教育を受けたのち、1840年から1844年までラパースヴィール (Rapperswil. 現在のラパースヴィール=ヨーナ Rapperswil-Jona) で初等学校の教師となりました。

当時チューリヒでカペルマイスターを務めていたフランツ・アプト (Franz Abt, 1819 - 1885) の勧めにより、フェーリクス・メンデルスゾーン (Felix  Mendelssohn, 1809 - 1847) に自作曲の楽譜を送ると、その作品を気に入ったメンデルスゾーンの仲介で、ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社 (Breitkopf & Härtel) からピアノ曲を出版することになりました。1845年にはフランツ・リスト (Franz Liszt, 1811 - 1886) と知り合い、音楽家となる決心をしてケルンに移ります。ケルンやハンブルクで音楽出版社に勤め、その頃のリストとの書簡ではラフに対する作曲の助言が残されています。1849年にヴァイマルに移り、リストの助手兼秘書を務めました。1856年にヴィースバーデンに移ったのち、1878年に創立したフランクフルト・アム・マインのホッホ音楽院 (Dr. Hoch’s Konservatorium) の院長に就任し、作曲を教えました。1882年6月24日または25日にドイツ帝国フランクフルト・アム・マインで亡くなりました。

出典:

  • Bayreuther, Rainer (2005) 2016. “Raff, Joachim”. In: MGG Online, edited by Laurenz Lütteken. Bärenreiter, Metzler, RILM, 2016–. Retrieved 2022-05-27.
  • Deaville, James (2001). “Raff, (Joseph) Joachim”. Grove Music Online. Retrieved 2022-05-27.
  • 倉脇雅子 (2020). “ラフ Raff, Joachim”. ピティナ・ピアノ曲事典. Retrieved 2022-05-27.
  • 2012-05-27

    J. S. Bach / Joachim Raff - Andante, BWV 1003/III

    Johann Sebastian Bach (1685-1750) / Joseph Joachim Raff (1822–1882) - Violin Sonata No. 2 in A minor, BWV 1003; III. Andante in C major
    (Selected Pieces from the Violin Sonatas of Joh. Seb. Bach: arranged for Piano (1865), WoO. 23) 今日はヨアヒム・ラフの誕生日ということで、大バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番 BWV 1003 より第3楽章のアンダンテを弾いてみました。

    2012-01-02

    My Videos: Arranged Bach - 投稿動画: バッハ作品の編曲

    Johann Sebastian Bach (Usually attributed to Christian Petzold) / Edward MacDowell - Menuet in G, BWV Anh. 114 and 115
    Johann Sebastian Bach / Joachim Raff - Air arranged for Piano (from Orchestral Suite No. 3 in D major, BWV 1068)

    年の変わり目を機に、YouTube に投稿した動画を整理してみることにしました。特に断らない限り、以後「投稿動画」で載せる演奏は私自身によるものです。

    年代の古いほうから新しいほうへ。最初はバロックの大作曲家ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (Johann Sebastian Bach, 1685 - 1750) に関連した作品です。

    Edward MacDowell - 6 Little Pieces After J. S. Bach; No. 2. Menuet in G (BWV Anh. 114 and 115)

    バッハがまとめた「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」として知られる曲集に入っている2つのメヌエット。ト長調のほうは特に有名ですね。近年の研究ではクリスティアン・ペツォールト (Christian Petzold, 1677 - 1733) による作品であると修正されたそうです。米国のピアノ奏者で作曲家でもあったエドワード・マクダウェル (Edward MacDowell, 1860 - 1908) により2曲あわせて1つの華やかなピアノ小品に仕立てられています。

    Johann Sebastian Bach / Joachim Raff - Orchestral Suite No. 3 in D major, BWV 1068; II. Air (3 Orchestral Suites by Joh. Seb. Bach: arranged for Piano (1874))

    バッハの管弦楽組曲第3番よりアリア。後発のマルトゥッチやジロティによる編曲の陰に隠れてしまっていますが、バッハによる管弦楽作品のピアノ独奏編曲の先駆けとして、もっと評価されるべき作品だと思います。