Jules-Charles Bentz (France, 1873 - 1962) - Offertoire en re majeur pour orgue ou harmonium. Larghetto. À mon bon ami Jules Caffot, organiste de Notre-Dame de Mantes.
今日はエルザス (アルザス) 出身のフランスの作曲家・オルガン奏者、ジュール・ベンツ生誕150年の誕生日です。 今回はベンツ作曲、オルガンまたはハルモニウムのための「オフェルトワール (オッフェルトリウム、奉献) ニ長調」を弾きました。楽曲はマント=ラ=ジョリーのノートルダム教会 (Collégiale Notre-Dame de Mantes-la-Jolie) のオルガン奏者であったジュール・カフォ (Jules Caffot, 1865 - 1942) に献呈されています。楽譜は「オルガンの同時代の大家、オルガンまたはハルモニウムのための未発表小品集 Maîtres contemporains de l’orgue. Pièces inédites pour orgue ou harmonium 」第1巻 (Paris: Senart, Roudanez & Cie., 1912) の12-13頁に収録されています。
ジュール・ベンツは1873年5月13日にドイツ帝国エルザス=ロートリンゲン帝国直轄領オーバーエルザス県メルクスハイム (Merxheim. 現在のフランス領オー=ラン県メルクサイム) で生まれました。シュトラスブルク音楽院 (ストラスブール音楽院) で学んだのち、パリのエコール・ニデルメイエール (École Niedermeyer de Paris) でギュスターヴ・ルフェーヴル (Gustave Lefèvre, 1831 - 1910)、アレクサンドル・ジョルジュ (Alexandre Georges, 1850 - 1938)、シャルル=ウィルフリド・ド・ベリオ (Charles-Wilfrid de Bériot, 1833 - 1914)、ポール・ヴィアルド (Paul Viardot, 1857 - 1941)、クレマン・ロレ (Clément Loret, 1833 - 1909) に師事しました。クリニャンクールのノートルダム教会 (Église Notre-Dame de Clignancourt) 聖歌隊のオルガン奏者を2年間務めたのち、アニエール=シュル=セーヌのサント=ジュヌヴィエーヴ教会 (Église Sainte-Geneviève d'Asnières-sur-Seine) のオルガン奏者兼聖歌隊長に就任しました。1962年10月14日に亡くなりました。
出典:
- Joubert, Joseph (1912). “Jules Charles BENTZ”. Notices biographiques et bibliographiques. Maîtres contemporains de l’orgue, pièces inédites pour orgue ou harmonium, Volume 1. Paris: Senart, Roudanez & Cie. page 1.
- “Partie supplémentaire No. 3186”. Bulletin des Lois de la République Française. XIIe Série. Premier semestre de 1898. page 312.
- “Jules Bentz (18..-1962)”. Bnf Data. Bibliothèque nationale de France. Retrieved 2023-05-13.
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