2022-06-17

350th Death Anniversary of Orazio Benevoli

Orazio Benevoli (Italy, 1605 - 1672) - Prelude in E major.

今日はイタリアの作曲家・オルガン奏者、オラツィオ・ベネヴォリ没後350年の命日です。今回はベネヴォリ作曲「オルガンのための前奏曲 ホ長調」を弾きました。楽譜は IMSLP にある Laudate II : Collection de morceaux pour orgue sans pédales (Brussels: A. Ledent-Malay, 1919) とされる曲集に第190曲として収録されているものを使用しました。調号にはシャープが3箇所 (F, C, G) に書かれているためか IMSLP のページ名は "Prelude in E mixolydian" となっています。

オラツィオ・ベネヴォリは、ロレーヌ出身の菓子職人であるロベール・ヴェヌオ (Robert Venouot) の子として、1605年4月19日に教皇領国家の首都ローマで生まれました。1617年から1623年までサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会 (Chiesa di San Luigi dei Francesi) の少年聖歌隊員となり、ヴィンチェンツォ・ウゴリーニ (Vincenzo Ugolini, d. 1638) に音楽を学びました。

1624年からサンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂 (Basilica di Santa Maria in Trastevere) の教会楽長 (maestro di cappella) を、1630年からサント・スピリト・イン・サッシア教会 (Chiesa di Santo Spirito in Sassia) の教会楽長 (グレゴリオ・アレグリ Gregorio Allegri の後任) を、1638年から1644年までサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会 (Chiesa di San Luigi dei Francesi) の教会楽長 (師ウゴリーニの後任) を務めました。神聖ローマ帝国の首都ヴィーンに赴きオーストリア大公レオポルト・ヴィルヘルム (Leopold Wilhelm von Österreich, 1614 - 1662) の下でカペルマイスターを務めたのちにローマに戻り、1646年2月からサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂 (Basilica di Santa Maria Maggiore) の教会楽長を、同年10月から亡くなるまでサン・ピエトロ大聖堂ジュリア礼拝堂合唱団 (Cappella musicale Giulia della basilica papale di San Pietro in Vaticano) の教会楽長を務めました。1672年6月17日にローマで亡くなりました。

教え子に以下の人物がいます。

出典: Gürtelschmied, Walter; Gmeinwieser, Siegfried (2001). “Benevoli, Orazio”. Grove Music Online. Retrieved 2022-06-17.

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