2022-06-22

150th Birth Anniversary of Clara Faisst

Clara Mathilda Faisst (Germany, 1872 - 1948) - 2 Klavierstücke, Op. 25 (Selbstverlag Karlsruhe in Baden); No. 2. „Ein Ton“. Zart und leicht bewegt (E flat major).

今日はドイツの作曲家・ピアノ奏者・詩人、クララ・ファイスト生誕150年の誕生日です。今回はファイスト作曲「2つのピアノ小品 Op. 25」より第2曲「一つの音 変ホ長調」を弾きました。4分の4拍子で書かれた31小節の全曲を通して、8分音符の属音変ロ (B♭3) がオスティナートとして途切れることなく反復されます。

クララ・ファイストは、上級教会参事官 (Oberkirchenrat) であるグスタフ・アウグスト・ファイスト (Gustav August Faisst, 1834 - 1837) とスイスのリュトリー出身のエマ・ファイスト (Emma Faisst, geb. Valloton) の6人の子供の末子として1872年6月22日にドイツ帝国バーデン大公国の首都カールスルーエで生まれました。1879年から1881年までカール・ヴィル (Carl Will. 大公国宮廷劇場コンサートマスター) に和声法を学び、1881年から1888年までカールスルーエの高等女学校 (Höhere Mädchenschule in Karlsruhe) に通い、女学校在学中の1885年から1890年までカールスルーエの大公立音楽院 (Großherzogliche Konservatorium in Karlsruhe) の創設者であるハインリヒ・オルデンシュタイン (Heinrich Ordenstein, 1856 - 1921) にピアノを師事しました。1890年にドイツ帝国の首都ベルリンに移り、フェーリクス・モットル (Felix Mottl, 1856 - 1911) の推薦で王立高等音楽学校に入学し、同校でエルンスト・ルードルフ (Ernst Rudorff, 1840 - 1916) にピアノを、ローベルト・カーン (Robert Kahn, 1865 - 1951) にピアノと音楽理論を、ヴォルデマール・バルギール (Woldemar Bargiel, 1828 - 1897) に対位法と作曲を師事したほか、マックス・ブルッフ (Max Bruch, 1838 - 1920) の作曲マイスターシューレで学びました。1896年の卒業後、自作を含むプログラムでドイツとスイスを巡る長期間の演奏旅行を行いました。市住所録によると遅くとも1901年までにカールスルーエに戻り、以後は1948年11月22日に亡くなるまで同地で活動しました。

出典:

  • Rebmann, Martina (2004-05-26/2018-11-27). „Clara Faisst“. In: MUGI. Musikvermittlung und Genderforschung: Lexikon und multimediale Präsentationen, hg. von Beatrix Borchard und Nina Noeske, Hochschule für Musik und Theater Hamburg. Retrieved 2022-06-22.
  • Förster, Katja (2012). „Clara Mathilde Faisst“. In: Stadtlexikon Karlsruhe. Retrieved 2022-06-22.

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