2022-03-18

100th Death Anniversary of Ida Volkmann

II. Elementarstufe des Klavierspiels. Stückchen im Umfang von 8 Tönen für jede Hand von Ramann-Volkmann. Eingeführt in der Ramann-Volkmannschen Musikschule zu Nürnberg (Nürnberg & München: Wilhelm Schmid, 1868); No. 3. Alle Vögel sind schon da. Moderato (G major).

今日は東プロイセン出身のドイツの作曲家・ピアノ奏者・音楽教師、イーダ・フォルクマン (Ida Volkmann, Germany, 1838 - 1922) 没後100年の命日です。今回は、リーナ・ラーマン (Lina Ramann, 1833 - 1912)、イーダ・フォルクマン共著『第2ピアノ演奏初級階梯、各手8度音程の小品集』より第3曲「鳥たちが皆やってきた ト長調」を弾きました。この第3曲の課題は「対位法的演奏法の準備」(Vorbereitung contrapunktischer Ausfuhrungsweise.) と書かれています。原曲は同名のドイツ民謡であり、日本では唱歌「霞か雲か」の旋律として使われたことで知られています。楽譜にはカッコウ (Kuckuck)、サヨナキドリ (Nachtigall)、ヨーロッパウズラ (Wachtel) の名が書き込まれ、曲に使われたそれらの鳴き声を模倣した動機が示されています。

イーダ・フォルクマンは1838年8月28日にプロイセン王国東プロイセン州のインスターブルク (Insterburg. 現在のロシア連邦カリーニングラード州チェルニャホフスク Chernyakhovsk) で林業会計士のフリードリヒ・フォルクマン (Friedrich Volkmann, d. 1859) の子として生まれました。ティルジット (現在のソヴェーツク) を経てザクセン王国ライプツィヒに移り、1861年4月から1863年3月までライプツィヒ音楽院 (Conservatorium der Musik) で学びました。音楽院では当初は声楽を専攻し、ローベルト・パペリツ (Robert Papperitz, 1826 - 1903) とルイ・プライディ (Louis Plaidy, 1810 - 1874) にピアノを師事しました。 また、フランツ・リスト (Franz Liszt, 1811 - 1886) にもピアノの指導を受けています。 1863年にホルシュタイン公国グリュックシュタット (Glückstadt) にある女性のための音楽研究所 (1858年にリーナ・ラーマンにより設立) の教師となりましたが、 翌1864年の第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争のために音楽研究所は閉鎖されました。1865年にニュルンベルクでラーマンとともにラーマン=フォルクマン音楽学校 (Ramann-Volkmannsche Musikschule) を設立。1890年にアウグスト・ゲレリヒ (August Göllerich, 1859 - 1923) が学校経営を引き継ぎ、ラーマンとフォルクマンはミュンヒェンに移ります。フォルクマンは1922年3月18日にミュンヒェンで亡くなりました。

出典: Hoffmann, Freia (2012). “Volkmann, Volckmann, Ida (Julie Luise, Louise, oder Friederike Julie)”. Sophie Drinker Institut. Retrieved 2022-03-18.

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