2020-04-08

100th Death Anniversary of Charles Tomlinson Griffes

Charles Tomlinson Griffes (USA, 1884 - 1920) - 6 Short Pieces, A. 136 (New York: G. Schirmer, 1918); No. 1. Dance Song. Tempo di Valzer (C major)

今日は米国の作曲家・ピアノ奏者、チャールズ・トムリンソン・グリフィス没後100年の命日です。今回はグリフィス作曲「踊り歌 ハ長調」(ワルツのテンポで) を弾きました。この作品は当初アーサー・トムリンソン (Arthur Tomlinson) の変名で出版されました。

ニューヨーク州エルマイラに生まれたチャールズ・トムリンソン・グリフィスは、姉のキャサリン (Katharine) にピアノの手ほどきを受けたのち、エルマイラ大学 (Elmira College) の教師メアリー・セリーナ・ブロートン (Mary Selena Broughton) にピアノを師事します。ブロートンの勧めと資金援助により1903年にベルリンに留学し、シュテルン音楽院に入学しました。音楽院でエルンスト・イェドリチカ (Ernst Jedliczka, 1855 - 1904) とゴトフリート・ガルストン (Gottfried Galston, 1879 - 1950) にピアノを、フィーリプ・リューファー (Philipp Rüfer, 1844 - 1919) に作曲を、マックス・レーヴェンガルト (Max Loewengard, 1860 - 1915) とヴィルヘルム・クラテ (Wilhelm Klatte, 1870 - 1930) に対位法を師事しました。1905年10月から翌1906年4月の間にエンゲルベルト・フンパーディンク (Engelbert Humperdinck, 1854 - 1921) から十数回の作曲のレッスンを受けました。ベルリンにいる間、作曲家としての活動のほかにピアノや和声法の教師を務め、ピアノ独奏者として公開演奏をする機会もありました。1907年7月に米国ニューヨーク州に戻り、同年9月から1920年までタリータウン (Tarrytown) にあるハックリー・スクール (Hackley School) の音楽科長を務めました。1918年に始まったインフルエンザ・パンデミック (スペインかぜ) が続く中で肺炎となり、35歳で亡くなりました。

出典:

  • Baker, Theodore; Remy, Alfred, eds. (1940). “Griffes, Charles Tomlinson”. Baker's Biographical Dictionary of Musicians (4th edition). New York: G. Schirmer. page 436.
  • Anderson, Donna K. (2001). “Griffes, Charles T(omlinson)”. Grove Music Online.
  • Harrington, John P. (2007). The Life of the Neighborhood Playhouse on Grand Street. Syracuse University Press. p. 148.


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