Elbert Joseph Franssen (Netherlands, 1873 - 1950) - Paraphrase sur l'“Ite missa est” solennel (Paraphrase super «Ite missa est» in solemnioribus) pour orgue ou harmonium. Andante maestoso (E flat major). Rev. Dno. Harry Mooren, presb. diœc. Ruremundensis.
今日はオランダの作曲家・オルガン奏者・合唱指揮者、エルベルト・フランセン生誕150年の誕生日です。今回はフランセン作曲「『行け、汝らは去らしめられる (イテ・ミサ・エスト)』による荘厳なパラフレーズ 変ホ長調」を弾きました。楽譜は「オルガンの同時代の大家、オルガンまたはハルモニウムのための未発表小品集 Maîtres contemporains de l’orgue. Pièces inédites pour orgue ou harmonium 」第5巻 (Paris: Senart, Roudanez & Cie., 1914) の79-80頁に収録されています。
エルベルト・フランセンは、鍛冶職人クリスティアーン・フランセン (Christiaan , 1834 - 1910) の子として、1873年7月14日にリンブルフ州ウェル (Well) で生まれました。スウォルゲン (Swolgen) の教区委員アントン・フーケン (Anton Hoeken) と、ボクスメール (Boxmeer) のカルメル会修道院オルガン奏者フレホリウス・ファン・ダイク (Gregorius van Dijk, 1816 - 1894) にオルガンを師事しました。
1894年 (21歳) にベルヘン (Bergen) の聖ペトルス教会 (Sint-Petruskerk) の教区委員兼オルガン奏者に就任し、聖歌隊を監督しました。1904年にルールモント (Roermond) の聖クリストフォル大聖堂 (Sint-Christoffelkathedraal) 楽長に就任し、その数年後にいくつかの学校の音楽教師・音楽審査員となり、ピアノ、オルガン、声楽を教えました。1925年にヘンリ・テイセン (Henri Tijssen, 1862 - 1926) の後任として同地のミュンステル教会 (Munsterkerk) 聖歌隊監督に就任。「週刊フェンロース Venloosch Weekblad 」、「新しい配達人 Nieuwe Koerier 」で長年にわたり批評家としても活動しました。第二次世界大戦のさなか、疎開先のフリースラントで健康を損ない1945年6月にルールモントに帰還。病床にありながら作曲を続けましたが、1950年5月28日にルールモントで亡くなりました。
出典:
- Joubert, Joseph (1914). “Elbert Joseph FRANSSEN”. Notices biographiques et bibliographiques. Maîtres contemporains de l’orgue, pièces inédites pour orgue ou harmonium, Volume 5. Paris: Senart, Roudanez & Cie. page 3.
- “Elbert & Phine Franssen - Peeters”. Archief Well. Retrieved 2023-07-13.
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