2021-11-25

100th Death Anniversary of Théodore Lack

Théodore Lack (France, 1846 - 1921) - 2 Pièces de clavecin pour piano (Paris: A. O'Kelly, 1879); No. 1. Rigodon. Allegretto grazioso (A minor. à Madame Wolff).

Petites études romantiques pour piano, Op. 41; No. 4. Gavotte. Allegro (A minor).

Petites études romantiques pour piano, Op. 41; No. 10. Sarabande. Andante (D minor).

Scènes enfantines, Op. 61; No. 9. La leçon de piano d'Yvonne. Allegro serioso (C major). L'Étude des classiques, Dussek (Jan Ladislav Dusík: 3rd Movement “La Matinée” from Sonata in D major, Op. 25 No. 2, C. 127), Cramer, Clementi (1st movement from Sonatina in C major, Op. 36 No. 1), Beethoven (1st movement from Sonata No. 8 “Grande Sonate pathétique” in C minor, Op. 13), Mozart (3rd Movement “Alla turca” from Sonata in A major, K. 331/300i), Le professeur s'endort, Yvonne s'en aperçoit.

今日はフランスの作曲家・ピアノ奏者、テオドール・ラック没後100年の命日です。今回はラック作曲「ピアノのための2つのクラヴサン小品」より第1曲「リゴドン イ短調」を弾きました。

以前に録音したラックの作品3曲 (「ピアノのためのロマンティックな小練習曲集、ステファン・ヘラーの作品47への導入 Op. 41」より第4番「ガヴォット イ短調」と第10番「サラバンド ニ短調」、「子供の情景 Op. 61」より第9曲「イヴォンヌのピアノレッスン ハ長調」) も併せて紹介します。音階から始まる「イヴォンヌのピアノレッスン」にはドゥシーククラーマークレメンティベートーヴェン (悲愴ソナタ)、モーツァルト (トルコ行進曲) といった古典期の作曲家のソナタやソナチネからの引用が含まれています。

1846年9月3日にフランス王国フィニステール県にあるブルターニュの都市カンペール (Quimper) で生まれたテオドール・ラックは、10歳の若さで生地のオルガン奏者の職を得たのち、1860年にパリ音楽院に入学し、アントワーヌ・マルモンテル (Antoine François Marmontel, 1816 - 1898) にピアノを、フランソワ・バザン (François Bazin, 1816 - 1878) に和声学を、ルイ・ジェムス・アルフレッド・ルフェビュル=ヴェリ (Louis-James-Alfred Lefébure-Wély, 1817 - 1869) に作曲を師事し、1864年に多数の賞を得て音楽院を卒業しました。卒業後は亡くなるまで母校の音楽院のピアノ教師を務め、1875年から1905年までは入学審査委員会と試験審査委員会の委員でした。1921年11月25日にパリで亡くなりました。

出典: Baker, Theodore; Remy, Alfred, eds. (1940). “Lack, Théodore”. Baker's Biographical Dictionary of Musicians (4th edition). New York: G. Schirmer. pages 624.

0 件のコメント:

コメントを投稿