Louis Köhler (Germany, 1820 - 1886) - Praktische Klavierschule, Op. 300; No. 200. Adagio in B flat minor
今日はドイツの作曲家・ピアノ奏者・指揮者・批評家・音楽教師、ルイ・ケーラー生誕200年の誕生日です。今回はケーラー作曲「実践的ピアノ教本 Op. 300」(全224曲) より第200曲「アダージョ 変ロ短調」を弾きました。
ブラウンシュヴァイク公国の首都ブラウンシュヴァイクに生まれたルイ・ケーラーは、生地で A. ゾンネマン (A. Sonnemann) にピアノを、Ch. ツィンカイゼン (Ch. Zinkeisen jun.) にヴァイオリンを、コンラート・ルートヴィヒ・ディートリヒ・ツィンカイゼン (Konrad Ludwig Dietrich Zinkeisen, 1779 - 1838) とヨーゼフ・アドルフ・ライブロック (Josef Adolf Leibrock, 1808 - 1886) に和声法を師事しました。このうちゾンネマンはケーラーが少年期に所属していた合唱団の指揮者でもありました。1839年にポツダム在住の親族のすすめでヴィーンのカール・チェルニー (Carl Czerny, 1791 - 1857) のもとに赴き、チェルニーの紹介によりヴィーンでカール・マリア・フォン・ボクレット (Carl Maria von Bocklet, 1801 - 1881) にピアノを師事したほか、ジーモン・ゼヒター (Simon Sechter, 1788 - 1867) とイグナーツ・フォン・ザイフリート (Ignaz von Seyfried, 1776 - 1841) に音楽理論を師事しました。1843年に生地ブラウンシュヴァイクに戻ったのち、1845年にプロイセン王国東プロイセンのケーニヒスベルク (現在のロシア領カリーニングラード) に移り、当初は作曲のほかに劇場と合唱団の指揮者として活動しました。1847年以降はピアノ教育と音楽書の執筆に専念し、新ドイツ楽派 (Neudeutsche Schule) やピアノ教授法に関する著作が知られています。
教え子にアドルフ・イェンゼン (Adolf Jensen, 1837 - 1879)、ローベルト・ゴルトベック (Robert Goldbeck, 1839 - 1908)、ヘルマン・ゲッツ (Hermann Goetz, 1840 - 1876)、マックス・シュピッカー (Max Spicker, 1858 - 1912)、アルフレート・ライゼナウアー (Alfred Reisenauer, 1863 - 1907) がいます。
出典:
- Krebs, Carl (1906). “Köhler, Louis”. Allgemeine Deutsche Biographie 51. pages 314-317.
- Baker, Theodore; Remy, Alfred, eds. (1919). “Spicker, Max”. Baker's Biographical Dictionary of Musicians (3rd edition). New York: G. Schirmer. page 894.
- Langner, Thomas-M. (1979). “Köhler, Louis”. Neue Deutsche Biographie 12. page 307.
- Deaville, James (2001). “Köhler, (Christian) Louis (Heinrich)”. Grove Music Online. doi:10.1093/gmo/9781561592630.article.45526.
- Carr, Bruce (2011-02-23). “Goldbeck, Robert”. Grove Music Online. doi:10.1093/gmo/9781561592630.article.A2093113.
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