2020-11-22

150th Birth Anniversary of Howard Brockway

Howard Brockway (USA, 1870 - 1951) - 6 Klavierstücke, Op. 8 (Herrn Ethelbert Nevin freundschaftlichst gewidmet. Berlin: Schlesinger, 1894); No. 1. Albumblatt. Andante con moto (F major)

今日は米国の作曲家・ピアノ奏者・音楽教師、ハワード・ブロックウェイ生誕150年の誕生日です。今回はブロックウェイ作曲「6つのピアノ小品 Op. 8」より第1曲「アルバムの綴り ヘ長調」を弾きました。この曲集は友人のエセルバート・ネヴィン (Ethelbert Nevin, 1862 - 1901) に献呈されています。

ニューヨーク州ブルックリン市 (現在のニューヨーク市ブルックリン区) に生まれたハワード・ブロックウェイは、 H. O. C. Kortheuer にピアノを学びました。1890年に移ったベルリンで5年間、オウティス・バードウェル・ボイシ (Otis Bardwell Boise, 1844 - 1912) に作曲を、カール・ハインリヒ・バルト (Karl Heinrich Barth, 1847 - 1922) にピアノを師事しました。1895年2月23日にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏で、自作の室内楽曲と管弦楽曲の演奏会を催しました。米国に戻ると、1903年から1909年までメリーランド州マウントヴァーノン (Mount Vernon) のピーボディ研究所 (Peabody Institute) で、1910年から1940年までニューヨーク市の音楽芸術研究所 (Institute of Musical Art, 1926年以降はジュリアード音楽院) で、そのほかにニューヨーク市のデイヴィッド・マネス音楽学校 (David Mannes Music School) で教師を務めました。ピーボディ研究所での作曲の教え子にユージーン・マクドナルド・ボナー (Eugene MacDonald Bonner, 1889 - 1983) がいます。

出典:

2020-11-16

300th Birth Anniversary of Carlo Antonio Campioni

Carlo Antonio Campioni (France/Italy, 1720 - 1788) - 6 Sonatas for the Harpsichord (London: Robert Bremner, 1763); Sonata No. 2 in E major; II. Allegretto (E major)

今日はロレーヌ出身のイタリアの作曲家・ヴァイオリン奏者、カルロ・アントニオ・カンピオーニ (シャルル=アントワーヌ・カンピオン) 生誕300年の誕生日です。今回はカンピオーニ作曲「ハープシコードのための6つのソナタ」の「ソナタ第2番 ホ長調」(全2楽章) より第2楽章を弾きました。

シャルル=アントワーヌ・カンピオンはロレーヌ公国 (ロートリンゲン公国) のリュネヴィル (Lunéville) に生まれました。父がロレーヌ公国の宮廷に仕えていたため、のちに神聖ローマ帝国皇帝フランツ1世となるロレーヌ公フランソワ3世エティエンヌ (Franz I. Stephan von Lothringen, 1708 - 1765) が1737年にトスカーナ大公国を継承したことに伴って一家でトスカーナに移ったと考えられています。遅くとも1752年からリヴォルノ大聖堂 (Duomo di Livorno) の楽長、1763年から亡くなるまでフィレンツェサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 (Cattedrale di Santa Maria del Fiore) とサン・ジョヴァンニ洗礼堂 (Battistero di San Giovanni) での業務を含む大公の宮廷楽長を務めました。

出典: Kidd, Ronald R. (2001). “Campioni [Campione], Carlo Antonio [Campion, Charles Antoine]”. Grove Music Online.