2020-05-22

200th Birth Anniversary of Alexander Fesca

Alexander Ernst Fesca (Germany, 1820 - 1849) - 5 Lieder von Heinrich Schütz für eine Bariton oder Alt-Stimme mit Begleitung des Pianoforte, Op. 13; No. 4. Schifferlied: „Kommt herbei froh und frei“. Allegro moderato (Piano solo arrangement in A minor)

今日はドイツの作曲家・ピアノ奏者、アレクサンダー・フェスカ生誕200年の誕生日です。今回はアレクサンダー・フェスカ作曲「バリトンまたはアルトとピアノ伴奏のためのハインリヒ・シュッツの詩による5つの歌曲 Op. 13」より第4番「船乗りの歌」のピアノ独奏編曲を弾きました。楽譜はフェスカ・アルバム Fesca-Album (Braunschweig: Litolff, 1880) に第4曲として収録されているものを使用しました。

ヴァイオリン奏者・作曲家のフリードリヒ・フェスカ (Friedrich Fesca, 1789 - 1826) の子として、バーデン大公国の首都カールスルーエに生まれたアレクサンダー・フェスカは、音楽監督のマルクス (Marx) にピアノの手ほどきを受けると、11歳で最初の公開演奏をカールスルーエで行いました。1833年にゴットロープ・ヴィーデバイン (Gottlob Wiedebein, 1779 - 1854) に音楽理論を学ぶためにブラウンシュヴァイクを訪れましたが、翌1834年にベルリンに移り、当地の王立プロイセン芸術アカデミー (Königlich Preußische Akademie der Künste) でカール・フリードリヒ・ルンゲンハーゲン (Karl Friedrich Rungenhagen, 1778 - 1851) とアウグスト・ヴィルヘルム・バッハ (August Wilhelm Bach, 1796 - 1869) に和声法と作曲を、ゲオルク・アブラハム・シュナイダー (Georg Abraham Schneider, 1770 - 1839) に楽器法を、ヴィルヘルム・タウベルト (Wilhelm Taubert, 1811 - 1891) にピアノを師事しました。

1838年に戻ったカールスルーエで最初のオペラ「マリエッテ Mariette 」が上演されました。1839年の秋から1840年にかけてピアノ奏者として最初の演奏旅行に出かけました。1841年には2作目のオペラ「スペインのフランス人 Die Franzosen in Spanien」がカールスルーエで上演され、フュルステンベルク侯カール・エゴン2世 (Karl Egon II. Fürst zu Fürstenberg, 1796 - 1854) に室内楽ヴィルトゥオーゾ (Kammervirtuose) に任命されました。1842年にブラウンシュヴァイクに戻り、1847年に当地で3作目のオペラ「トルバドゥール Der Troubadour」が上演されました。

出典:

  • Fürstenau, Moritz (1977). “Fesca, Alexander Ernst”. Allgemeine Deutsche Biographie 6. page 722.
  • Jones, Gaynor G. (2001). “Fesca, Alexander (Ernst)”. Grove Music Online.
  • Frei-Hauenschild, Markus (2001) 2016. “Fesca”. Alexander (Ernst). In: MGG Online, edited by Laurenz Lütteken. Bärenreiter, Metzler, RILM, 2016–.


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