2020-05-29

150th Death Anniversary of Johan Ole Emil Horneman

Johan Ole Emil Horneman (Denmark, 1809 - 1870) - Musikalske Nipssager. 15 Characterstykker for Pianoforte; No. 9. Serenade. Allegretto (B minor. Dedicated to Thyra Hammerich)

今日はデンマークの作曲家・音楽出版業者、ヨハン・オーレ・イミール・ホアネマン没後150年の命日です。今回はホアネマン作曲 "Musikalske Nipssager" より第9曲「セレナーデ ロ短調」を弾きました。

画家クレスチャン・ホアネマン (Christian Horneman, 1765 - 1844) の子としてコペンハーゲンに生まれたヨハン・オーレ・イミール・ホアネマンは、フリードリヒ・クーラウ (Friedrich Kuhlau, 1786 - 1832) とヨハン・ピーダ・イミーリウス・ハートマン (Johan Peter Emilius Hartmann, 1805 - 1900) に師事しました。子に作曲家のクレスチャン・フレズレク・イミール・ホアネマン (Christian Frederik Emil Horneman, 1840 - 1906) がいます。

出典:

  • Baker, Theodore; Remy, Alfred, eds. (1919). “Horneman, Johan Ole Emil”. Baker's Biographical Dictionary of Musicians (3rd edition). New York: G. Schirmer. page 415.
  • Dehn-Nielsen, Henning (2016). “Hornemann, Johan Ole Emil”. Christian 8. Konge af Danmark, konge af Norge Dehn-Nielsen, Henning. København: Lindhardt og Ringhof.

2020-05-27

150th Death Anniversary of Gustav Adolf Thomas

Gustav Adolf Thomas (Germany/Poland, 1842 - 1870) - 20 Kinderstücke für Pianoforte, Op. 3 (Leipzig: J. Rieter-Biedermann, 1864); No. 7. Die Wachtel [Common Quail]. Allegretto (G major)

今日はザクセン王国出身の作曲家・オルガン奏者、グスタフ・アドルフ・トーマス没後150年の命日です。今回はトーマス作曲「ピアノのための20の子供の小品 Op. 3」より第7曲「うずら ト長調」を弾きました。ヨーロッパウズラの鳴き声を模した音型が繰り返される曲です。

ライヒェナウ・イン・ザクセン (Reichenau in Sachsen. 現在のポーランド領ボガティニャ) に生まれたグスタフ・アドルフ・トーマスは、ライプツィヒ音楽院で学びました。1864年から1866年までライプツィヒ改革派教会 (Reformierte Kirche) のオルガン奏者を、次いでハインリヒ・シュティール (Heinrich Stiehl, 1829 - 1886) の後任としてペテルブルクルーテル聖ペテロ教会のオルガン奏者を務めました。ペテルブルクにて27歳で亡くなっています。

出典: Baker, Theodore; Remy, Alfred, eds. (1919). “Thomas, Gustav Adolf”. Baker's Biographical Dictionary of Musicians (3rd edition). New York: G. Schirmer. page 947.

2020-05-24

100th Death Anniversary of Gustav Lazarus

Gustav Lazarus (Germany, 1861 - 1920) - Für junge Leute. 12 Leichte Vortragsstücke in Etudenform zur Förderung von Stil und Technik verschiedenster Art für Klavier zweihändig, Op. 161 (Leipzig: Schuberth & Co., 1913); No. 11. Betrübnis. Andante espressivo (A minor)

今日はドイツの作曲家・ピアノ奏者、グスタフ・ラーツァルス没後100年の命日です。今回はラーツァルス作曲「若者のために、練習曲の形式による12の易しい演奏会用小品 Op. 161」より第11曲「悲しみ イ短調」を弾きました。

プロイセン王国ケルンに生まれたグスタフ・ラーツァルスは、ケルン音楽院 (Conservatorium der Musik in Coeln) でイージドーア・ザイス (Isidor Seiss, 1840 - 1905) とグスタフ・イェンゼン (Gustav Jensen, 1843 - 1895) とフランツ・ヴュルナー (Franz Wüllner, 1832 - 1902) に師事しました。1887年から1899年までベルリンのシャルヴェンカ音楽院 (Scharwenka Konservatorium. 1893年以降はクリントヴォルト=シャルヴェンカ音楽院 Konservatorium der Musik Klindworth-Scharwenka) でピアノの教授となり、1899年にエーミール・ブレスラウア (Emil Breslaur, 1836 - 1899) が亡くなると彼の後を継いでベルリンの「音楽院とピアノ教師ゼミナール」(Konservatorium und Klavierlehrer-Seminar) の校長に就任しました。ピアノ奏者としてドイツ、フランス、イングランドで成功を収めました。

出典:

  • Baker, Theodore; Remy, Alfred, eds. (1919). “Lazarus, Gustav”. Baker's Biographical Dictionary of Musicians (3rd edition). New York: G. Schirmer. page 517.
  • Slonimsky, Nicolas, ed. (1940). “Lazarus, Gustav”. Baker's Biographical Dictionary of Musicians (4th edition). New York: G. Schirmer. page 642.

2020-05-22

200th Birth Anniversary of Alexander Fesca

Alexander Ernst Fesca (Germany, 1820 - 1849) - 5 Lieder von Heinrich Schütz für eine Bariton oder Alt-Stimme mit Begleitung des Pianoforte, Op. 13; No. 4. Schifferlied: „Kommt herbei froh und frei“. Allegro moderato (Piano solo arrangement in A minor)

今日はドイツの作曲家・ピアノ奏者、アレクサンダー・フェスカ生誕200年の誕生日です。今回はアレクサンダー・フェスカ作曲「バリトンまたはアルトとピアノ伴奏のためのハインリヒ・シュッツの詩による5つの歌曲 Op. 13」より第4番「船乗りの歌」のピアノ独奏編曲を弾きました。楽譜はフェスカ・アルバム Fesca-Album (Braunschweig: Litolff, 1880) に第4曲として収録されているものを使用しました。

ヴァイオリン奏者・作曲家のフリードリヒ・フェスカ (Friedrich Fesca, 1789 - 1826) の子として、バーデン大公国の首都カールスルーエに生まれたアレクサンダー・フェスカは、音楽監督のマルクス (Marx) にピアノの手ほどきを受けると、11歳で最初の公開演奏をカールスルーエで行いました。1833年にゴットロープ・ヴィーデバイン (Gottlob Wiedebein, 1779 - 1854) に音楽理論を学ぶためにブラウンシュヴァイクを訪れましたが、翌1834年にベルリンに移り、当地の王立プロイセン芸術アカデミー (Königlich Preußische Akademie der Künste) でカール・フリードリヒ・ルンゲンハーゲン (Karl Friedrich Rungenhagen, 1778 - 1851) とアウグスト・ヴィルヘルム・バッハ (August Wilhelm Bach, 1796 - 1869) に和声法と作曲を、ゲオルク・アブラハム・シュナイダー (Georg Abraham Schneider, 1770 - 1839) に楽器法を、ヴィルヘルム・タウベルト (Wilhelm Taubert, 1811 - 1891) にピアノを師事しました。

1838年に戻ったカールスルーエで最初のオペラ「マリエッテ Mariette 」が上演されました。1839年の秋から1840年にかけてピアノ奏者として最初の演奏旅行に出かけました。1841年には2作目のオペラ「スペインのフランス人 Die Franzosen in Spanien」がカールスルーエで上演され、フュルステンベルク侯カール・エゴン2世 (Karl Egon II. Fürst zu Fürstenberg, 1796 - 1854) に室内楽ヴィルトゥオーゾ (Kammervirtuose) に任命されました。1842年にブラウンシュヴァイクに戻り、1847年に当地で3作目のオペラ「トルバドゥール Der Troubadour」が上演されました。

出典:

  • Fürstenau, Moritz (1977). “Fesca, Alexander Ernst”. Allgemeine Deutsche Biographie 6. page 722.
  • Jones, Gaynor G. (2001). “Fesca, Alexander (Ernst)”. Grove Music Online.
  • Frei-Hauenschild, Markus (2001) 2016. “Fesca”. Alexander (Ernst). In: MGG Online, edited by Laurenz Lütteken. Bärenreiter, Metzler, RILM, 2016–.