Aloys Schmitt (Germany, 1788 - 1866) - Introduction and Fugue, Op. 16 Part 3 Nos. 10 and 11
今日はドイツの作曲家・ピアノ奏者、アロイス・シュミット没後150年の命日です。今回はシュミット作曲「練習曲集 Op. 16」第3巻より第10、11曲「序奏とフーガ ハ短調」を弾きました。「練習曲集 Op. 16」は第1巻のうちの213曲ある予備訓練課題 (Exercices préparatifs ; Preparatory Exercises) が特に知られているようです。
エアレンバッハ・アム・マインに生まれたアロイス・シュミットは、カントルであった父フランツ・バルトロメウス・シュミット (Franz Bartholomäus Schmitt) に学び、オッフェンバッハ・アム・マインでヨハン・アントン・アンドレ (Johann Anton André, 1775 - 1842) とゲオルク・ヤーコプ・フォルヴァイラー (Georg Jacob Vollweiler, 1770 - 1847) に作曲を師事しました。その後、主にフランクフルト・アム・マインを拠点に活動しています。教え子にはカール・アーノルド (Carl Arnold, 1794 - 1873)、フェルディナント・ヒラー (Ferdinand Hiller, 1811 - 1885)、リンジー・スローパー (Lindsay Sloper, 1826 - 1887) などがいます。
アロイスの弟ヤーコプ (Jacob Schmitt, 1803 - 1853)、子ゲオルク・アロイス (Georg Aloys Schmitt, 1827 - 1902) もまた作曲家となっています。またアロイスの娘アントニア (Antonia Schmitt, 1824 - 1859) はピアノ奏者となり、地質学者・博物学者のユリウス・フォン・ハースト (Julius von Haast, 1822 - 1887) と結婚しました。