2015-10-26

100th Death Anniversary of August Bungert

August Bungert (Germany, 1846 - 1915) - Aus jungen Tagen, Op. 9; No. 8. Auge in Auge. Andante (E flat major)

今日はドイツの作曲家アウグスト・ブンゲルト没後100年の命日です。今回はブンゲルト作曲「若き日々より Op. 9」より第8曲「見つめ合い」(変ホ長調) を弾きました。右手が1小節だけ先行する10度のカノンとして書かれています。

ミュールハイム・アン・デア・ルールに生まれたアウグスト・ブンゲルトは、ギムナジウムの教師ハインリヒ・クッフェラートに音楽の才能を見いだされ、卒業後はケルン音楽院でハインリヒ・クッフェラートの弟フーベルト・フェルディナント・クッフェラート (Hubert Ferdinand Kufferath, 1818 - 1896) に師事しました。パリへの留学ののち、1874年に移ったベルリンでフリードリヒ・キール (Friedrich Kiel, 1821 - 1885) に師事しています。1876年と1878年には「若き日々より Op. 9」の第9曲までが出版されました。

2015-10-25

150th Birth Anniversary of Bolesław Grodzki

Bolesław Grodzki (Boleslav Viktrovich Grodzky ; Болеслав Викторович Гродзкий, Russia, born 1865) - Élégie pour piano (Элегия). Lento (D minor)

今日はロシアの作曲家ボレスワフ・グロツキ (ボレスラフ・グロツキー) 生誕150年の誕生日です。今回はグロツキ作曲「悲歌 ニ短調」を弾きました。

ボレスワフ・グロツキはペテルブルクのポーランド系の家庭に生まれ、ニコライ・ソコローフ (Nikolay Aleksandrovich Sokolov, 1859 - 1922) に師事しました。作曲家としては、ピアノ独奏曲、ヴァイオリンとピアノ、チェロとピアノのための二重奏曲、歌曲、合唱曲を主に書いています。

2015-10-24

100th Death Anniversary of Celestino Vila de Forns

Celestino Vila de Forns (Spain, 1829/1830 - 1915) - 6 Sonatas for Piano or Organ (pub. 1886); Sonata No. 2 in D minor; I. Allegro assai.

スペインの作曲家・オルガン奏者、セレスティーノ・ビラ・デ・フォルンス (セレスティ・ビラ・ダ・フォルンス) 没後100年ということで、ビラ・デ・フォルンス作曲の「ピアノまたはオルガンのための6つのソナタ」よりソナタ第2番ニ短調の第1楽章を弾きました。

カタルーニャのベイプッチ (Bellpuig) に生まれたセレスティーノ・ビラ・デ・フォルンスは、リェイダのセミナリオ (Seminari de Lleida ; Seminario de Lérida) で教会音楽を学び、ウエスカ大聖堂 (Catedral d'Osca ; Catedral de Huesca) とグラナダ大聖堂 (Catedral de Granada) の楽長を勤めました。

楽譜の表紙の “6 Sonatas para piano u órgano : adoptadas para la Enseñanza en la Escuela Nacional de Música y Declamación : compuestas por C. Vila de Forns, Maestro de Capilla de la Catedral de Granada” より、この「6つのソナタ」は Escuela Nacional de Música y Declamación (現在のマドリード音楽院 Real Conservatorio Superior de Música de Madrid) の教材として書かれたもののようです。各曲はいずれも 急-緩-急 の3楽章構成で、古典ソナタの様式となっています。被献呈者は曲ごとに6人いて、曲順に挙げると Emilio Arrieta (1823 - 1894), Dámaso Zabalza (1835 - 1894), Manuel Mendizábal (1817 - 1896), Valentín María de Zubiaurre (1837 - 1914), Mariano Vázquez Gómez (1831 - 1894), Juan María Guelbenzu (1819 - 1886) となります。この6人はみなスペインの作曲家です。

「6つのソナタ」の序文として書かれた文章を以下に掲載します。

Dictamen emitido por la Escuela
Nacional de Música y Declamacion.

Hay un sello que dice Escuela de Música y Declamacion. En contestacion á su atenta communication de 16 de Diciembre último suplicándome el nombramiento de una Comision de Profesores de esta Escuela para examinar las Seis Sonatas para Piano ú Órgano de su composicion que me remitió adjuntas, procedí inmediatamente al nombramiento de la misma, la cual, despues de evacuado su cometido, me comunica el dictamen que á continuacion trascribo:= = Excmo. Sr. = En cumplimiento de la orden de V. E. se reunió la comision nombrada para emitir dictamen acerca de las Seis Sonatas para Piano, presentadas por su autor Don Celestino Vila de Forns, maestro de Capilla de Granada. Examinadas atentamente las referidas obras, que revelan provechoso estudio de los modelos clásicos, y vista la correccion, buen gusto y pureza de estilo con que estan escritas, la Comision tiene el honor de manifestar á V. E. que las considera muy útiles para la enseñanza del Piano. Para que así conste, firmamos el presente dictamen en Madrid á 30 de Diciembre de 1885. = El Presidente = Manuel Mendizabal.= El Vocal. = Dámaso Zabalza. = El Secretario. = Mariano Vazquez. = Réstame manifestar á V, para su satisfaccion y efectos consiguientes, mi adhesion completa al dictamen anterior y que, en su consecuencia, quedan adoptadas desde este dia las referidas seis Sonatas como obra de testo en la enseñanza de esta Escuela. = Dios guarde á V. muchos años, Madrid 2 de Enero de 1886. = El Director = Emilio Arrieta. = Sr. D. Celestino Vila de Forns.

Es copia.



2015-10-22

150th Birth Anniversary of Borghild Holmsen

Borghild Holmsen (Norway, 1865 - 1938) - Fjordbilleder, Op. 17; No. 2. Baaten Driver. Moderato (E flat major)

今日はノルウェーの作曲家・ピアノ奏者、ボルギル・ホルムセン生誕150年の誕生日です。今回はホルムセン作曲の3曲からなる「フィヨルドの絵画集 Op. 17」より第2曲「ボートの船頭」変ホ長調を弾きました。題名からしても舟歌の類いと言っていいでしょうが、終始5拍子で同じリズムが繰り返されます。残りの2曲は第1曲「フィヨルドの風景」ニ長調と第3曲「大波」ハ長調です。

クロクスタに生まれ、7歳のときにクリスティアーニア (現在のオスロ) に移住したホルムセンは、アガーテ・バッケル・グレンダール (Agathe Backer-Grøndahl, 1847 - 1907) にピアノを、オット・ヴィンテ・イェルム (Otto Winter-Hjelm, 1837 - 1931) に音楽理論を師事します。それからライプツィヒでカール・ライネッケ (Carl Reinecke, 1824 - 1910) とザーロモン・ヤーダスゾーン (Salomon Jadassohn, 1831 - 1902) に、ベルリンでアルベルト・ベッカー (Albert Becker, 1834 - 1899) に師事しました。

欧米各地で演奏家として活動したのち、ベルゲン音楽院 (現在のベルゲン大学グリーグ・アカデミー) の教員となりました。

2015-10-17

150th Birth Anniversary of Preston Ware Orem

Preston Ware Orem (U.S., 1865 - 1938) - Piano Sonata in F major (Philadelphia: F. A. North, 1885); II. Andante quasi allegretto (B flat major)

今日は米国の作曲家・ピアノ奏者・オルガン奏者、プレストン・ウェア・オレム生誕150年の誕生日です。今回はオレム作曲「ピアノソナタ ヘ短調」より第2楽章を弾きました。

フィラデルフィアに生まれたオレムはペンシルベニア大学で音楽学の学位を取り、ヒュー・アーチボールド・クラーク (Hugh Archibald Clarke, 1839 - 1927) に オルガンと音楽理論を、チャールズ・H・ジャーヴィス (Charles H. Jarvis, 1837 - 1895) にピアノを師事しました。

「ピアノソナタ ヘ長調」は IMSLP に2楽章の楽譜が公開されていますが、それぞれの楽章がヘ短調のアレグロと変ロ長調のアンダンテということで、もしかしたら本来はヘ調の急速楽章が続いているのかもしれません。作曲家としてはほかにピアノ独奏のための「アメリカンインディアン狂詩曲 American Indian Rhapsody 」(Philadelphia: Theodore Presser, 1918) が知られています。

ハッピーバースデートゥーユー (Happy Birthday to You) はオレムを共作者の一人として1935年に著作権登録され、オレムの没年1938年はこの歌詞についての著作権保護期間算定の基準の一つとなっていました。ただし、この著作権登録に歌詞の権利は含まれていなかったとする米カリフォルニア州の連邦地裁の判決が2015年09月22日に下されたということです (「誕生日の歌『みんなのもの』=米で著作権無効の判断」、時事ドットコム、時事通信社、2015年9月23日)。

2015-10-08

100th Death Anniversary of Josef Krug-Waldsee

Josef Krug-Waldsee (Germany, 1858 - 1915) - Adagietto in D-flat major, Op. 44b

今日はドイツの作曲家・指揮者、ヨーゼフ・クルーク・ヴァルトゼー没後100年の誕生日です。今回はクルーク・ヴァルトゼー作曲「アダージェット 変ニ長調 Op. 44b 」を弾きました。この曲と「即興曲 ヘ長調 Impromptu, Op. 44a 」は、1902年に「新音楽新聞 Neue Musik Zeitung 」に掲載されました。

ドイツ南部のバート・ヴァルトゼー (Bad Waldsee) に生まれたヨーゼフ・クルークは、初期の音楽教育はほぼ独学で、1872年から1880年まではシュトゥットガルト音楽院 (現在のシュトゥットガルト音楽演劇大学) でヴァイオリン、ピアノ、歌唱、作曲を学びました。卒業後はドイツ各地で合唱指揮者や楽長などとして活動しています。

ハンブルクで活動していたディートリヒ・クルーク (Dietrich Krug, 1821 - 1880)、アルノルト・クルーク (Arnold Krug, 1849 - 1904) 父子などの同姓の音楽家との区別のために、生地のヴァルトゼーからクルーク・ヴァルトゼーと称したようです。1887年には合唱曲「ローター王 König Rother, Op. 25 」の初演で名声を得て、国際的に知られるようになりました。