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2016-11-02

100th Death Anniversary of Marie Wieck

Clara Josephine Wieck-Schumann (Germany, 1819 - 1896) - 4 Pièces fugitives, Op. 15 (Dedicated to Marie Wieck (1832 - 1916)); No. 4. Scherzo in G major

今日はドイツの作曲家・ピアノ奏者、マリー・ヴィーク没後100年の命日です。今回は姉のクララ・シューマン作曲「4つの束の間の小品 Op. 15」(マリー・ヴィークに献呈) より第4曲「スケルツォ ト長調」を弾きました。マリー・ヴィークによる作品だと記載された楽譜 (Dresden: L. Hoffarth, 1879) を使用し、マリーの作品と思い込んで演奏しましたが、実際のところは姉のクララの作品だったようです。動画を投稿したところととろお (のべれ助ってん) さんからのご指摘がありました。マリー作曲とした楽譜が出版された1879年はクララも存命であり、なぜこのような形で出版されたのかは不思議なところです。

2012-01-31

My Videos: The Schumanns - 投稿動画: シューマン夫妻

Robert Schumann - Paganini Studie, Op. 3 Nr. 3 C-dur Andante
Robert Schumann / Clara Schumann - Der Nussbaum, Op. 25/3

今回はシューマン夫妻に関する曲を2曲。パガニーニのヴァイオリン独奏曲のロベルト・シューマンによるピアノ独奏編曲、それからロベルト・シューマンの歌曲のクララ・シューマンによるピアノ独奏編曲です。

Robert Schumann - Studien für das Pianoforte nach Capricen von Paganini Op. 3 (1832); Nr. 3 C-dur Andante

イタリアの大ヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニ (1782 - 1840) の代表作、ヴァイオリン独奏のための24のカプリス作品1。いろいろな楽器用に編曲もされていますが、ピアノだとまず名前が上がるのがフランツ・リストによる6曲のパガニーニ大練習曲でしょう。それに先駆けてロベルト・シューマン (Robert Schumann, 1810 - 1856) もパガニーニのカプリスに基づいた全12曲の練習曲(作品3と作品10)を書いています。このハ長調の作品3の3はカプリス第11番のうち序奏の Andante を編曲したもので、技術的には12曲の中で最も易しく書かれています。

Robert Schumann / Clara Schumann - Myrthen, Op. 25; Nr. 3 Der Nussbaum

ロベルト・シューマンの歌曲のピアノ独奏用編曲というと、これもまたフランツ・リストによるものが有名ですね。ピアノ奏者として活躍したロベルトの妻のクララ (Clara Wieck-Schumann, 1819 - 1896) もまた編曲を残しています。リストによる編曲は華麗で演奏効果も抜群ですが、原曲の雰囲気を味わうにはクララによる編曲のほうがいいかもしれません。これは歌曲集「ミルテの花」作品25の中の第3曲「胡桃の木」をクララ・シューマンによる編曲で弾いています。