Samuil Maykapar (Самуил Моисеевич Майкапар ; Самуїл Мойсейович Майкапар, Ukraine, 1867 - 1938) - Pensées fugitives. Suite de six Esquisses pour piano, Op. 11 (Leipzig: Zimmermann, 1912); No. 6. Cantabile (B major).
今日はウクライナ出身の作曲家サムイル・マイカパル生誕150年の誕生日です。今回はマイカパル作曲「束の間の思い、6つのエスキスからなる組曲 Op. 11」より第6曲を弾きました。終曲となる第6曲はロ長調の曲ですが、終結部で第1曲 Allegretto grazioso イ長調を回想してその調のまま終わります。
ヘルソンに生まれたサムイル・マイカパルは、タガンログでガエターノ・モッラ (Gaetano Molla, 1845 - 1894) に師事したのち、1885年にペテルブルク大学法学部とペテルブルク音楽院に進学しました。大学法学部は1891年に卒業し、音楽院ではベニアミーノ・チェージ (Beniamino Cesi, 1845 - 1907) とヴラディーミル・デミャンスキー (Vladimir Demyansky, 1846 - 1915) とヨーゼフ・ヴァイス (Josef Weiss, 1864 - 1945) にピアノを、ニコライ・ソロヴィヨーフ (Nikolay Solovyov, 1846 - 1916) に作曲を師事し、1893年にピアノ科を、1894年に作曲科を卒業しました。その後はヨーロッパ各地でピアノ奏者として演奏会を開きながら、1898年までヴィーンのテオドル・レシェティツキ (Theodor Leschetizky, 1830 - 1915) にピアノを師事し、1903年以降はモスクワを活動拠点としました。1910年には母校のペテルブルク音楽院 (1924年にレニングラード音楽院に改称) でピアノ教師となり、1917年から1930年まで教授を務めました。
追記: 「I.ヴェイス (И. Вейс)」を特定し、ヨーゼフ・ヴァイスとしました (2023-05-15)。
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