Johann Schobert (Germany, died 1767.8.28) - Ein sonderbares musikalisches Stück welches auf dem Klavier, der Violin und dem Bass und zwar auf verschiedene Arten kann gespielet werden
今日はドイツ出身のフランスの作曲家・鍵盤楽器奏者、ヨハン・ショーベルト没後250年の命日です。今回はショーベルト作曲「奇妙な楽曲」を弾きました。
楽譜を逆さまに置いても全く同様に演奏できる第1番、第1番と同じ旋律だが楽譜を逆さまに置いて演奏すると違う曲になる第2番、逆さまに置くと第2部が現れる第3番、楽譜を間に挟んで向かい合ったヴァイオリン奏者と低音楽器奏者がそれぞれ高音部譜表と低音部譜表 (高音部譜表を反対側から読む) を2つのパートで演奏する第4番と第5番、という全5曲のメヌエットからなる作品です。このうち第1番、第3番、第4番は全く同じ曲になります。
楽譜を間に挟んだ演奏者が上下逆さまの譜面を同時に演奏する作品の例としては、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (Wolfgang Amadeus Mozart, 1756 - 1791) 作曲と伝えられる「2挺のヴァイオリンのための4つの鏡のカノン 4 Spiegelkanons, K.Anh.10.16 」があります。また、楽譜を逆さまに置いても全く同様に演奏できる作品にはイグナツ・モシェレス (Ignaz Moscheles, 1794 - 1870) 作曲「世のならわし The Way of the World 」があります。
似た趣向の曲としては、カール・ライネッケ (Carl Reinecke, 1824 - 1910) 作曲「ピアノ4手のためのカノン様式による12の練習曲 12 Studien in kanonischer Weise, Op. 130」(1874年出版) の第12曲「エオリア旋法のコラール (蟹行カノン) Choral in modo aeolico (Canon cancrizans) 」があります。これは第2奏者が第1奏者の楽譜を逆さまにしたものを演奏する4手連弾作品で、隣り合うページにパートを書かれた楽譜は全体で点対称になっています。
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