2012-12-29

Vincenzo Righini - Te deum (Arr. Ernst Pauer)

Vincenzo Righini (Italy, 1756-1812) / Ernst Pauer (Austria, 1826-1905) - Te Deum: III. Te ergo quaesumus (Sonntagsmusik (Sunday Music) No. 58) 2012年もそろそろ終わりですね。没後200年の作曲家ヴィンチェンツォ・リギーニの曲がエルンスト・パウアーの編曲・校訂によるピアノ曲集「日曜日の音楽」 (Sonntagsmusik) にあったので、年が明ける前に弾いてみました。「日曜日の音楽」では第58曲に "Te Deum" の題名で収録されていますが、全曲を編曲しているわけではなく、テ・デウムの中の「願わくは、尊き御血をもて」 (Te ergo quaesumus) を編曲したもののようです。

リギーニはモーツァルトと同い年の作曲家。イタリア出身でプラハ、ウィーン、パリなど欧州各地に拠点を移し、1787年よりドイツで活動しています。1790年頃、ボン時代の若きベートーヴェンは、リギーニのアリエッタ「恋人よ来たれ」 (Venni Amore) を主題として24の変奏からなる大規模な変奏曲 (WoO 65) を書いています。

「日曜日の音楽」はバロック期からメンデルスゾーン・シューマンといったロマン派初期までの聖楽(あるいは聖楽風)の小曲を100曲集めたものです。日曜日の教会で演奏することを想定して付けられたタイトルなんでしょうか。有名どころだとベートーヴェンのソナタの主題やメンデルスゾーンの無言歌が収録されています。

2012-12-24

Schumann / Jadassohn - Christmas Song, Op. 79/16

Robert Schumann (1810 - 1856) / Salomon Jadassohn (1831 - 1902) - Liederalbum für die Jugend, Op. 79; Nr. 16. Weihnachtslied (Christmas Song) Merry Christmas.

2012-12-16

Eduard Franck - Allegro in A minor, Op. 3/3

Eduard Franck (Germany, 1817 - 1893) - 3 Character Pieces for Piano, Op. 3 (ca. 1839); No. 3. Allegro in A minor. エドゥアルト・フランク (Eduard Franck, 1817-1893) 作曲の3つの性格的小品作品3より第3曲「アレグロ イ短調」を弾きました。作曲家のフランクといえばベルギー出身のセザールが有名ですが、こちらとは親族の関係ではないようですね。エドゥアルト・フランクはプロイセン王国ブレスラウ(現・ポーランド領ヴロツワフ)に生まれ、兄には作家のヘルマン (Hermann Franck, 1802-1855), 医師・音楽家のアルベルト (Friedrich Albert Franck, 1809-?) がいました。デュッセルドルフとライプツィヒでフェリクス・メンデルスゾーンに師事し、そこでロベルト・シューマンやウィリアム・スターンデイル・ベネットといった音楽家と交友を深めたそうです。ヴィルヘルム・タウベルトに師事したピアノ奏者トニー・セシリー・ティーデマン (Tony Cäcilie Thiedemann, 1827-1875) と1850年に結婚し、息子のリヒャルト (Richard Franck, 1858-1938) もまた、作曲家・ピアノ奏者になりました。現在では商業録音により管弦楽曲と室内楽曲がいくつか知られていますが、ピアノ曲もたくさん書いているようです。初期のピアノ作品は Steffen Fahl, Klassik-resampled "E. Franck - Frühwerk" で音源とともに紹介されています。

2012-12-07

Salomon Jadassohn - Prelude and Fugue, Op. 56/1

Salomon Jadassohn - 18 Preludes and Fugues, Op. 56; No. 1 in C sharp minor 思い入れのある曲というのはなかなか録音に踏み切れないものです。この曲も最初に譜読みしてから1年過ぎ、その間に YouTube にこの曲の演奏動画が2つ投稿されました。初投稿にならなかったのは少し残念。「ロマン派のフーガ」というジャンル自体に好きな作品が多いんですが、それらの中でもこのザロモン・ヤーダスゾーンの前奏曲とフーガは特にお気に入りになりました。