Émile Pessard (France, 1843 - 1917) - 25 Pièces pour piano, Op. 20; No. 6. Valse rêveuse (G minor)
今日はフランスの作曲家・批評家、エミール・ペサール没後100年の命日です。今回はペサール作曲「25の小品 Op. 20」より第6曲「夢想のワルツ ト短調」を弾きました。
モンマルトルに生まれたエミール・ペサールは、パリ音楽院でフランソワ・バザン (François Bazin, 1816 - 1878) に和声を、ローラン (Laurent) にピアノを、フランソワ・ブノワ (François Benoist, 1794 - 1878) にオルガンを、ミケーレ・カラファ (Michele Carafa, 1787 - 1872) に作曲を師事しました。1862年に音楽院の和声法で一等賞を獲得し、1866年にローマ賞第一等 (次席なし) を受賞しました。1881年よりパリ音楽院で和声法の教授となり、教え子の中にはギュスターヴ・シャルパンティエ、モーリス・ラヴェル、ジュスタン・エリー (Justin Elie, 1883 - 1931)、ジャック・イベールなどがいます。
ペサールの作品の中では、同じ「25の小品 Op. 20」の第8曲「アンダルーズ 嬰ヘ短調 Andalouse 」をペサール自身がフルートとピアノに編曲したもの (ホ短調に移調) がよく知られているようです。
出典: Baker's Biographical Dictionary of Music and Musicians (1919), p. 698