今日はロシアの作曲家ニコライ・ラズムニコヴィチ・コチェトフ生誕150年の誕生日です。今回は「ドゥムカ」「子守歌」「勇壮な歌」からなる「3つの小品」作品13より、第3曲の「勇壮な歌」を弾きました。「勇壮な歌」というのはロシア語題を訳したものですが、フランス語題では形容詞が省かれた「歌」となっています。
サンクトペテルブルク近郊のオラニエンバウム (現レニングラード州ロモノソフ) に生まれたコチェトフは、モスクワ大学法学部で学ぶ一方で、ゲルマン・ラローシ (Herman Laroche ; Герман Августович Ларош, 1845-1904) に対位法を、マックス・エルトマンスデルファー (Max Erdmannsdörfer, 1848-1905) に器楽編成法を師事し、指揮者・作曲家・音楽教師として活躍しました。子のヴァジム (Vadim Kochetov ; Вадим Николаевич Кочетов, 1898-1951) も作曲家として名を残しています。