2019-02-10

150th Birth Anniversary of Vasily Kalafati

Vasily Pavlovich Kalafati (Василий Павлович Калафати, Ukraine/Russia, 1869 - 1942) - 5 Préludes pour piano, Op. 7 (Leipzig: M. P. Belaieff, 1902); No. 5. Lento - Poco Allegro (B flat minor, dedicated to Aleksandr Glazunov)

今日はクリミア出身のロシアの作曲家・指揮者・音楽教師、ヴァシーリー・カラファーティ生誕150年の誕生日です。今回はカラファーティ作曲「5つの前奏曲 Op. 7」(1901年作曲、1902年出版) より第5番 変ロ短調を弾きました。曲集のうち第4番 イ長調とこの第5番はアレクサンドル・グラズノフ (Aleksandr Glazunov, 1865 - 1936) に献呈されています。楽譜はミトロファン・ベリャーエフ (Mitrofan Belyayev, 1836 - 1904) が創業したベリャーエフ社から出版されていて、カラファーティ自身もベリャーエフ・サークルに参加していました。

ヴァシーリー・カラファーティは、ギリシャ人の貿易商パウロス・カラファティス (Παύλος Καλαφάτης ; Paulos Kalafatis) の子としてタヴリダ県のエフパトリア (イェウパトーリヤ) に生まれました。ギリシャ語名ではヴァシリス・カラファティス (Βασίλης Καλαφάτης ; Vasilis Kalafatis) となります。エフパトリアでライプツィヒ音楽院出身のグスタフ・レオ (Густав Карлович Лео ; Gustav Karlovich Leo) にピアノと作曲を師事したのち、1892年に入学したペテルブルク音楽院ニコライ・リムスキー=コルサコフ (Nikolay Rimsky-Korsakov, 1844 - 1908) のクラスで作曲を学び、ニコライ・ガールキン (Nikolay Galkin, 1850 - 1906) に指揮を師事しました。1899年に音楽院を卒業したのちに同音楽院で音楽理論の教師となり、1913年から1929年まで作曲法の教授を務めました。

カラファーティの著名な教え子として、ヴラディーミル・ツィービンイーゴリ・ストラヴィンスキーボリス・アサフィエフウゼイル・ハジベヨフサルキス・バルフダリアンヘイノ・エッレルヴラディーミル・デシェヴォフキリルス・クレークヴラディーミル・シチェルバチョフセミョーン・ボガティリョフフリストフォル・クシナリョフヴラディーミル・ドラニシニコフアレクサンドル・ガウクミハイル・ユーディンアルセニー・グラトコフスキーニコラス・スロニムスキーハコボ・フィシェルハロ・ステパニアンマリヤ・ユーディナゴトフリト・ハサノフアレクサンドル・カメンスキーボリス・アニシモフなどがいます。詳しくは以下の一覧を参照してください。

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