2015-10-17

150th Birth Anniversary of Preston Ware Orem

Preston Ware Orem (U.S., 1865 - 1938) - Piano Sonata in F major (Philadelphia: F. A. North, 1885); II. Andante quasi allegretto (B flat major)

今日は米国の作曲家・ピアノ奏者・オルガン奏者、プレストン・ウェア・オレム生誕150年の誕生日です。今回はオレム作曲「ピアノソナタ ヘ短調」より第2楽章を弾きました。

フィラデルフィアに生まれたオレムはペンシルベニア大学で音楽学の学位を取り、ヒュー・アーチボールド・クラーク (Hugh Archibald Clarke, 1839 - 1927) に オルガンと音楽理論を、チャールズ・H・ジャーヴィス (Charles H. Jarvis, 1837 - 1895) にピアノを師事しました。

「ピアノソナタ ヘ長調」は IMSLP に2楽章の楽譜が公開されていますが、それぞれの楽章がヘ短調のアレグロと変ロ長調のアンダンテということで、もしかしたら本来はヘ調の急速楽章が続いているのかもしれません。作曲家としてはほかにピアノ独奏のための「アメリカンインディアン狂詩曲 American Indian Rhapsody 」(Philadelphia: Theodore Presser, 1918) が知られています。

ハッピーバースデートゥーユー (Happy Birthday to You) はオレムを共作者の一人として1935年に著作権登録され、オレムの没年1938年はこの歌詞についての著作権保護期間算定の基準の一つとなっていました。ただし、この著作権登録に歌詞の権利は含まれていなかったとする米カリフォルニア州の連邦地裁の判決が2015年09月22日に下されたということです (「誕生日の歌『みんなのもの』=米で著作権無効の判断」、時事ドットコム、時事通信社、2015年9月23日)。

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